山梨学院大記録会で“ペースメーカー”オニエゴ効果で松倉唯斗主将と木山達哉が好記録

スポーツ報知
記録会に臨む山梨学院大のオニエゴ(一番右)、松倉(右から3番目)木山(右から4番目)

◆陸上 山梨学院大記録会(25日・山梨学院大)

 山梨学院大が自校主催の記録会(甲府市内)に出場した。1万メートルではケニア人留学生のポール・オニエゴ(4年)が29分4秒53でトップでゴール。2番目に松倉唯斗主将(4年)が同6秒89、3番目に木山達哉(3年)が同10秒73を記録した。10月23日の箱根駅伝予選会での2年連続突破へ、チーム力は着々と上がりつつある。

 残り1200メートルを切ったあたりから、昨年度の箱根4区区間賞のオニエゴが後ろを時おり振り返りながら、松倉と木山を鼓舞した。午後7時半だが、約20度の気温の中、松倉と木山は歯をくいしばり、食らいついた。最後は表情をゆがめながらも大きくペースを落とすことなくフィニッシュした。

 目標の28分台こそならなかったが、エースを“ペースメーカー”に記録をまとめた。飯島理彰監督は「松倉がしっかりレースを引っ張り、木山も上位に入ってくれた」と振り返った。松倉も「ポール(オニエゴ)が(トラック一周を)70秒刻みで走ってくれた。自分としては最低限の走りができた」と笑顔をみせた。

 11日まで長野県車山高原で合宿を行い疲れを残す中、あえて昨年の同時期より序盤の設定タイムを早めた。想定より早く集団が割れたというが、夏合宿では質と量で前年を上回り、故障者も出さなかった。指揮官は「手応えはあると自信をもっていえる」と胸を張った。

 予選会突破の鍵はオニエゴ頼み脱却だ。拓大のジョセフ・ラジニら強力な留学生を擁するライバル校もあるだけに、オニエゴの個だけでは貯金が作りきれない。指揮官は「日本人がどれだけ走れるかが大事」と話す。木山は「62分台でチームを引っ張りたい」と意気込めば主将の松倉は「(チーム内で上位)10人目の育成がキーポイント」と練習から自身の状態だけでなく周囲に気を配るつもりだ。

 昨年は7位で突破したが、一昨年の予選会では17位に沈み33年で出場記録が途切れることになった。今年も混戦が予想されるが、指揮官は「今年は全日本大学駅伝もないので一点集中する」。全集中で、予選を乗り越えるつもりだ。(山田 豊)

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