本木雅弘、樹木希林さん・内田裕也さん夫妻は「風神雷神の一対」NHK特集番組で語る

スポーツ報知
本木雅弘が「風神雷神」と表現した樹木希林さん(左)と内田裕也さん

 樹木希林さん(18年死去、享年75)と内田裕也さん(19年死去、享年79)の夫婦の軌跡をたどるNHKの番組「希林と裕也 トリックスター夫婦の昭和 平成史」が25日に放送された。

 「悲劇の中にも笑ってしまう瞬間がある。それがお芝居」(樹木さん)「ロックンロールは革命なんだ」(内田さん)。番組では、生前にそう言葉を残した夫婦の共通点を世の中を騒がせる“トリックスター”であると解釈。内田さんはザ・タイガースを見いだし、ビートルズ来日公演の前座として出演したほか、「コミック雑誌なんかいらない!」など映画業界にも爪痕を残したこと、樹木さんについては、文学座からテレビドラマに身を投じたきっかけや、CM・映画でも評価されたことなどを関係者のインタビューを交えながら紹介。結婚後に2人がステージ上で共演する貴重映像なども公開された。

 娘婿で俳優の本木雅弘は番組のインタビューに応じ、2人のことを「風神雷神の一対」と表現。続けて「風を起こしてその場の空気を動かす、雷鳴を与えてショックで目覚めさせることのよう」と語った。

 また、樹木さんの戒名に「鏡」、内田さんには「響」の字が刻まれていることに対しても「樹木さんは『鏡』。役者という世界で人の悲しみとか喜びとか心をうつしだす。裕也さんは恥をさらしながらも、声なき声を響かせる。そういう役割としてこの世の中に降りてきたのかなと思いますね」と思いをはせた。

 番組の最後には、今月発見された樹木さんの未公開の手記「おなじ手」も発表された。

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