【ヤクルト】村上宗隆「本当に目指すべきところが松井秀喜さんのような打者」7連勝導く自己最多37号

スポーツ報知
3回1死一塁、左越えに37号2ラン本塁打を放った村上宗隆

◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―0中日(24日・神宮)

 どこまで上がっていくのか。1点をリードした3回1死一塁。高々と舞い上がった打球を見つめながら、村上はゆっくりと走り出した。神宮の右翼から左翼へ吹く風にも乗って、打球は左翼席へと舞い降りた。37号2ランは自己最多となる一発でもあった。得点はこのイニングだけ。高津監督は「少ないチャンスでムネ(村上)が一発で得点するのは理想的」。4番の勝負強さにうなずいた。

 左投手も苦にしない。中日・大野雄とは今季初対戦だったが力みはなかった。カウント1―2から真ん中やや外寄りの高めに入ってきた145キロの直球を思い切り振り抜いた。「外の球でしたが、力負けせずしっかりと押し込めました」。今季放った37本のうち12本が左方向。思い出されるのが元巨人、ヤンキースで活躍した松井秀喜さんのコメントだ。20日、ニューヨーク近郊で行われた慈善イベントで取材に応じた際、村上について「逆方向に打てるしパワーもある」と評した。21日の試合後、その話を伝え聞いた村上は「すごくうれしく思いますし、本当に目指すべきところが松井秀喜さんのような打者だと思いますし、僕もまだまだ頑張りたいなと思います」。同じ55番を背負うスラッガーとして高みを目指していく。

 本塁打が19年の36本を超え、トップを走る巨人・岡本和を1本差で追いかける。打点も98に伸ばして、ともにキャリアハイの数字に。2冠王も視野に入ってきたが、日頃から「とにかく優勝することだけ目指しています」と言うように、まずは優勝争いに集中する。チームは3投手の継投で完封勝ちし、10試合負けなし。2分けをはさんで3年ぶりの7連勝を飾り首位を守った。6年ぶりの優勝へ「全力で戦うだけ」と高津監督。その中心にいるのは間違いなく村上だ。(秋本 正己)

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