【巨人】サヨナラ勝ちあと一歩…死闘ドローも 丸佳浩23日ぶり17号 マルチ復調の兆し見えた

スポーツ報知
3回2死二塁、丸佳浩が2点本塁打

◆JERAセ・リーグ 巨人6―6阪神(24日・東京ドーム)

 巨人が勝利目前で追いつかれ、阪神と3時間26分の死闘はドローに終わった。0―3の3回に岡本和真がリーグトップの38号3ランで流れを変え、丸佳浩が23日ぶりの17号2ランで一時勝ち越し。マルチ安打で復調の兆しを見せた。だが9回、右肘違和感から復帰登板のビエイラが失点。その裏には1死満塁のサヨナラ機をつくるもあと1本が出ず。勝った首位・ヤクルトとは2・5ゲーム差に開いた。

 快音が響いた。丸がスアレスの156キロをはじき返した。6―6の9回1死満塁、強烈なゴロが三遊間に飛ぶ。サヨナラか、と思われた打球を前進守備の遊撃・中野が横っ跳びで好捕して本塁に投げた。難しいワンバウンド送球を捕手・坂本が好捕。原監督がリクエストも、坂本の足はベースから離れておらずアウトのままだった。勝利にあと一歩届かず、球団最多シーズン17度目の引き分けとなった。

 「丸もね!(最後は中野の)スーパープレーみたいなね。そういうことですね」

 原監督は紙一重のプレーをこう振り返った。この回は同点の1死一、三塁でそこまで2安打の5番・亀井を迎えた。三塁走者・増田大がかえればサヨナラ。阪神は当然、前進守備を敷いた。初球、岡本和の代走、一塁走者の若林が二塁へ走った(相手は刺しにいかず盗塁は記録されず)。二、三塁となり亀井は申告敬遠。満塁で本塁がタッチプレーからフォースプレーとなった。

 原監督はそれら全てを計算済みで若林を走らせたのだろう。亀井が勝負を避けられて満塁となればスアレスに押し出しの重圧がかかることもあるが、それ以上にこの日、23日ぶりの17号2ランを3回に放ち、状態が上向きの丸に回すことができる。期待を込めて丸に託し、相手の好守備でギリギリの本塁フォースプレーでアウトになったのは結果論。1点を巡る両軍の激しい攻防は見応えがあった。

 試合前練習では、ネット裏の打撃練習で自ら丸にトスを上げて熱血指導。マツダでの前カード・広島戦でも見られた光景だった。「丸が普通にやってくれないと。そういう位置づけの人だから」と完全復活を待つからこそ、連日手を差し伸べて助言を送る。この日は本塁打を含む2安打と兆しは見えている。主軸の坂本、岡本和が好調を維持するだけに、丸の状態が上向きなのはプラス材料だ。

 原監督は常々「みんなでカバーしながら戦うことが大事」と話している。その通り、3回は無死一塁から吉川が投ゴロ併殺に倒れた後、西勇から一挙5得点。4回は無死二塁から松原が送りバントを決められなかったが、直後に坂本が適時打と助け合った。9回の守備では亀井がファウルフライを追ってエキサイトシートに転落。9回に追いつかれたビエイラも同点で食い止め絶叫した。そのピンチでは、原監督自らマウンドで鼓舞するなど、全員が気持ちを出した熱戦だった。

 7連勝の首位・ヤクルトとは2・5差に開いた。勝てなかったが、負けなかった。原監督は「7点目が両軍取れなかったということでしょうね」と切り替えて前を向いた。(片岡 優帆)

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