NHK大河「青天を衝け」 覚えたての株で4億円を稼いだ栄一を政府がスカウト! 変顔連発のバイプレーヤーも 第28回見どころ

スポーツ報知
「青天を衝け」第28回より。言い争いを繰り広げる渋沢栄一(吉沢亮=左)と大隈重信(大倉孝二=右)中央は山崎育三郎が演じる伊藤博文

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第28回「篤太夫と八百万の神」(26日放送)で、栄一(ドラマでは篤太夫)が新政府から熱烈スカウトを受ける。

 栄一を口説き落としにかかるのは大蔵省・大蔵大輔の大隈重信(大倉孝二)と、その手先の伊藤博文(山崎育三郎)。ここまで圧倒的な早口と理屈で数々の口げんかに勝ってきた栄一を、大隈が正面から説き伏せて丸め込んでしまう。演じるのは、映画で妖怪役も務めた名バイプレーヤーの大倉。圧倒的な変顔と方言で、ドラマに濃い味付けをする。

 “明治編”になっても、強烈なキャラクターたちがドラマを盛り上げていくという「青天―」の作風は変わらない。大隈は立憲改進党設立、総理大臣就任、早稲田大学創設などの実績で知られているが、映像が多く残っている時代ではないため、大倉の熱演が新鮮な印象を与えそうだ。同じように岩崎弥太郎を演じるのは歌舞伎俳優・中村芝翫。どんなカリスマ経営者なのか、今から楽しみだ。個人的には報知新聞を創刊した前島密(三浦誠己)が、どんな人物として描かれているのかも気になっている。

 19日放送の第27回「篤太夫、駿府で励む」では、栄一が新政府にスカウトされた理由が明かされる。何とパリ滞在中に4万両の利益を挙げていたという。幕府からの資金が底を尽きかけ、経理係の栄一がホテルのランクをどんどん下げて乗り切っていた様子は描かれていたが、一方で覚えたての株式投資などで多額の利益を得ていたのだ。その事実を新政府が知り、静岡で暮らす栄一に白羽の矢が立った。4万両は現在の金額で4億円に相当するとみられる。

 先日、記者がNHKを歩いていると「青天を衝け オーディション」のパスをたくさん持った局員が、急ぎ足で通り過ぎていった。番組関係者によると「どの人物かは分かりませんが、決まっていない役はまだあるようです」とのこと。放送終了まであと約3か月。すっかり後半かと思っていたら、まだまだ面白い展開が期待できる。

 栄一以外の配役が爪痕を残すのも「青天―」の醍醐味。肛門に中指を入れる痔の予防法を真顔で説き、最期は妻にキスして息絶えた徳川斉昭(竹中直人)や、歴史に残る写真にやたら似ているペリー(モーリー・ロバートソン)など挙げるとキリがない。

 第27回の世帯視聴率は12・6%だった。前週に引き続きフジテレビで「鬼滅の刃」特別編集版が放送されていることも関係しているのだろうか、12%の壁を破れないでいる。今後も名優たちの強烈演技に加え、新キャストによるスパイスが加わる。巻き返しに期待したい。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

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