WBOがカシメロに指名試合を指令 井上尚弥の4団体統一構想に影響必至

ジョンリール・カシメロ(ロイター)
ジョンリール・カシメロ(ロイター)

 世界ボクシング機構(WBO)は22日、WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と同級1位ポール・バトラー(英国)の両陣営に、次戦で指名試合を行うために交渉を始めるよう指令を出した。交渉期間は10月12日までで、合意に達しない場合は第三者を交えた入札となる。入札の最低額は10万ドル(約1100万円)。

 2019年4月に暫定王座を獲得したカシメロは、同年11月に当時の正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)を下し、王座統一に成功した。今年8月にギジェルモ・リゴンドー(キューバ)を判定で退け、4度目の防衛を果たしている。

 バンタム級世界戦線をめぐっては、4団体制覇を目指すWBA&IBF世界同級統一王者・井上尚弥(大橋)を軸に、カシメロとWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)の3者でにらみ合いの状況となっている。

 以前から井上との早期対戦を熱望しているカシメロだが、12月にドネア(フィリピン)との統一戦に向けて交渉している。だが、交渉は難航しており、一部の海外メディアでは決裂したと報じられている。

 そのドネアは、20日にWBCから次戦で暫定王者レイマート・ガバリョ(フィリピン)と指名試合で対戦するよう通達を受けたため、計画の練り直しを迫られている。

 年内に防衛戦を計画している井上は、カシメロとドネアの対戦計画が浮上した状況に、今月17日にツイッターで「ドネアとカシメロは12月にやるならとっとと正式に決定させて実現させてほしい。4団体統一が遠のくのは勘弁。でなければ1人ずつ戦ったっていい」などと言及していた。

 カシメロ、ドネアがそれぞれ次戦で指名試合を義務付けられたことになり、井上が描く早期の4団体統一プランに影響が出るのは確実。今後の行方が混とんとしてきた。

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