箱根駅伝初出場を狙う駿河台大が記録挑戦会1万メートルで苦戦 31歳の学生ランナー今井隆生「論外です」と危機感

スポーツ報知
力走する駿河台大・今井(左)

 青学大の原晋監督が陸上競技発展などを目的にたちあげた一般社団法人「アスリートキャリアセンター」が主催する「第3回絆記録挑戦会」が22日、東京・町田市立陸上競技場で行われた。箱根駅伝初出場を目指す駿河台大が男子1万メートルに出場したが、全員が目標タイムをクリアできず、徳本一善監督は「最低限も走りをすることもできなかった。箱根駅伝予選会(10月23日)に向けて、再構築しなければならならない」と厳しい表情で話した。

 この日、駿河台大は29分30秒~30分00秒を目標タイムに設定していたが、2000メートル過ぎで集団走が崩れ、トップの清野太成(3年)でも30分6秒95を要した。蒸し暑さが残る気象条件、夏合宿の疲労など、苦戦した理由はあるが、それでも徳本監督は「どんなに悪くてもクリアしなければいけないタイムにも届いていない」と厳しく自己評価した。

 31歳の学生ランナー今井隆生(4年)は30分23秒15でチーム4位。「論外です。僕も弱いですが、チームも弱い」と危機感をあらわにした。

 昨年3月まで埼玉・飯能市内の中学校で体育教師を務めていた今井は「もっと生徒に寄り添える先生になるため」に教員の自己啓発等休業の制度を利用し、昨年4月に駿河台大の心理学部3年生に編入。心理学を学ぶと同時に、高校時代からの夢だった箱根駅伝出場にチャレンジしている。1か月後の箱根駅伝予選会(10月23日日、東京・立川市)がラストチャンス。「きょうが予選会ではなくてよかった、と思うしかありません」と険しい表情で話した。

 岐阜・御嶽高原、長野・蓼科高原で行った夏合宿では質、量ともに例年を大きく上回る充実した練習を積んだ。あと1か月でチームが再浮上する可能性は残されている。「夏合宿が終わった後、チームが緩んでしまった部分がある。もう一度、気を引き締めなければいけない」と今井は強い覚悟を明かした。

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