【巨人】あと1本出ず完封負け…9月連勝なしに原辰徳監督「今はジッと我慢…やるべきことだけはしっかり」

スポーツ報知
9回無死一塁、中飛に倒れた中田翔とベンチの原辰徳監督

◆JERAセ・リーグ 広島2―0巨人(21日・マツダスタジアム)

 淡々とした試合の流れを変える一打は生まれなかった。最後は小林が空振り三振に倒れてゲームセット。今季7度目の完封負けに、原監督は「あと1本出なかったね。向こうはそれをパッとものにした。(こちらは)完封されているわけだから」と打線に最後の勝負強さを求めた。12日の試合では土をつけた床田にも、プロ初完封という最高の形でリベンジを許した。

 投打に、あと一歩が届かなかった。打線は床田の前に投手を含めて右打者7人を並べ、中堅から逆方向への打球を意識する打撃に意図は見えた。だが、序盤の逸機が自らの首を絞める形になった。2回、3回、4回と3イニング連続で1死一、二塁の好機を作ったが、ことごとく生かせず。危機を断って投球にリズムとテンポが生まれた相手左腕の前に、5回以降は得点圏に走者を送れなかった。

 先発・山口も序盤から制球に苦しみながら粘りの投球を見せていたが、6回に決壊した。1死一塁から西川へ痛恨の四球を与えた後、鈴木誠へのフルカウントからのフォークが高めに入り、中前適時打を許した。続く坂倉にも適時打を浴びてKO。「6回を何とか投げきってほしかった。ちょうど次(の7回)も打席が回ってくるしね。もうひと踏ん張りというところ」と原監督は指摘。5回1/3を5安打2失点で6敗目を喫し、7月7日の中日戦(東京D)以来8戦勝ちから遠ざかる。次回は中4日で26日の阪神戦(東京D)登板予定。負けられない一戦で、トンネルを抜け出すしかない。

 またも勝ちの勢いをつなげられなかった。9月はこの日で17試合目だが、まだ連勝がない。「なかなか乗り切れないところはあるけどね。今はジッと我慢しながら、やるべきことだけはしっかりやる、チェックすべきところはちゃんとチェックする」と原監督は焦りを封印する。

 投打に調子が安定しない今、指揮官が言うのは「負けが許される」のではなく「しぶとく粘って食らいつくしかない」という意味だ。残り26試合。首位・阪神とは3・5差、2位・ヤクルトとも2差となった。22、23日に巨人が連敗し、ヤクルトが連勝すれば自力Vが消滅する。上位2チームとは、ともに直接対決は6試合ずつ残す。勢いを出したい時に取り残されないために、粘るしかない。(西村 茂展)

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