中学野球全日本少年春季軟式大会 初出場の静岡・飯田中が8強入り! 吉川枝里(3年)が0封!

スポーツ報知
2試合とも1イニングを無失点投球した飯田中の吉川

◆中学野球 全日本少年春季軟式大会(20日、焼津球場ほか)

 2、3回戦が行われ、初出場の飯田中が8強入りを決めた。前日不戦勝で初戦を突破した飯田中は2回戦で日吉中(愛媛)を5―1で下し、3回戦は下妻東部中(茨城)に8―3で快勝。女子選手の右腕・吉川(きっかわ)枝里(3年)が2戦とも3番手で登板し、1イニングを無失点に抑えて勝利に貢献した。東海大静岡翔洋中は2回戦で敗退。準々決勝は21日に行われる。

 自分の役割は、全うした。飯田中の女子選手・吉川が2試合とも途中で右翼からマウンドに上がると、いずれも1イニングを無失点で抑えた。2回戦は最終回(7回)を15球で3人締め。「1日2試合投げるのは初めて」という3回戦では、ピンチを作りながらも6回の1イニングを零封だ。

 153センチの小柄な右腕。直球にスライダー、チェンジアップを低めに操った。3回戦では攻撃でも存在をアピール。今大会は2番に抜てきされ、2つの犠打はいずれも得点に絡んだ。3打席目には左前打を放った。「バントは得意です」。8得点大勝をつなぎ役として支えた。

 女子高校野球界が劇的に“動いた”今夏。初めて甲子園で全国大会決勝戦が開催された。県内では東海大静岡翔洋の女子硬式野球部が今年から正式に活動をスタートし、静清、オイスカも来年度、追随する予定。「県内でも野球が続けられる選択肢が出来たのはうれしい」。高校で硬式野球をやりたいという思いは、一層強まった。

 捕手として好リードし、3回戦で初回に先制2ランを放った石垣拳(3年)は、吉川とは幼稚園からの幼なじみ。「中学生ぐらいになると、男子と体力差が出てくるのにすごい」と脱帽した。今年4月から就任した清水栄有監督(24)も「球威はないけど、緩急で抑えられる」と信頼を寄せる。

 21日は準々決勝で、岡山オール井原アローズと対戦だ。吉川は「最後の方に投げる機会が多いので緊張しないで投げたい」と意欲。2日で3連投を辞さない女子中学生右腕が、4強入りを目指してマウンドに上がる。(塩沢武士)

 

  ▽2回戦(焼津)

日吉中 0100000|1

飯田中 104000×|5

(日)藤倉、岩木―森岡

(飯)市川瑛、海野、吉川―石垣、山田、石垣

[三]小沢一(飯)

 ▽3回戦(焼津)

下妻東部中  0001002|3

飯田中    202013×|8

(下)栗原、吉田―鵜沼

(飯)市川瑛、海野、吉川、長谷川、市川瑛、海野―石垣、山田、石垣、山田

[本]石垣(飯)

[ニ]市川瑛、小沢一2(以上飯)

 〇‥東海大静岡翔洋中は1点及ばず初戦で散った。6回、1番・松下球真主将(3年)の二塁打をきっかけに1点返したが、後が続かず。切り込み隊長は「楽しくできて悔いはないです」と振り返った。エース・中野桜佑(3年)は不運な内野安打を含む3連打で2点を失った5回以外は、ほぼ完璧な内容。試合後は「打撃の方が好きなので高校では野手として有名になりたい」と次なる目標を明かしていた。

▽2回戦(沼津市営)

ALL栃木    0000200|2

東海大静岡翔洋中 0000010|1

(A)鈴木―手塚

(東)中野―斎藤

[二]中野、池田、松下(以上東)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請