藤井快、全完登で初世界一 東京五輪逃した28歳「夢みたい」

スポーツ報知
藤井快

◆スポーツクライミング世界選手権 ▽男子ボルダリング(19日、モスクワ)

 スポーツクライミングの世界選手権(モスクワ)第4日が19日に行われ、男子ボルダリングで28歳の藤井快(こころ)が初優勝を果たした。2連覇を狙った楢崎智亜(25)=ともにTEAM au=は2位。藤井は全4課題(コース)をただ一人完登し、完全勝利。この種目の日本勢は4大会連続の世界一となった。

 最終課題をクリアして全完登を果たすと、藤井が歓喜の雄たけびを上げた。「信じられない。夢みたい」。28歳とベテランの域に入りつつある実力者が、ついに世界一の栄光をつかんだ。

 第1課題をただ一人攻略し、金メダルを手繰り寄せた。頭上に丸みを帯びた突起物がいくつも並ぶ難関コースに、多くの選手が苦戦する中、藤井は最初のトライでがっちりつかみ、指の強さを生かして難なく完登した。

 得意のボルダリングはW杯通算4勝で、ジャパンカップは史上最多4度の優勝。多くの実績がある藤井だが、世界一にはなかなか手が届かなかった。目標にしていた東京五輪は出場基準の解釈を巡る日本協会と国際連盟との係争に巻き込まれ、代表入りへの道を断たれた。五輪について「どういう緊張感だったのか、あの場にいないと分からない。3年後、それを自分で感じられれば」。今年からプロに転向。24年パリ五輪に向け、最高のスタートを切った。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請