大谷翔平8回2失点も10勝目お預け。103年ぶり「2ケタ勝利&本塁打」達成も持ち越し

スポーツ報知
大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス2―3アスレチックス(19日・アナハイム=エンゼル・スタジアム) 

エンゼルスの大谷翔平投手(27)が19日(日本時間20日)、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・投手」で投打同時出場し、8回を5安打2失点、10奪三振の力投も勝敗はつかず、10勝目はならなかった。1918年のベーブ・ルース以来の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」は、前回登板に続き持ち越しになった。順調ならば残り2度ある登板で、103年ぶりの偉業に挑む。

 大谷の勝利への執念が表れた場面だった。2点差の6回、先頭打者でセーフティーバントを試みた。投前に転がり、一塁は間一髪アウト。「個人的にブンブン振ってもしようがない。一番、確率の高いものを選択した感じです」。チームの勝利を最優先する姿勢を、この試合でも貫いた。

 前回登板後、右肘に張りが出たため、登板を2日延ばした。米メディアでは今季の残り試合は打者に専念する可能性も報じられたが、「投げないと成長できない。最後まで健康で、投げて打ってやり切りたいというのが一番」と、強い意志で投手の調整を継続した。

 「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」がかかったマウンドでは、スライダーを多投した最近の配球を変更。108球中、スプリットを55球投げた。8回2死満塁ではこの日最速99マイル(約159・3キロ)を出しつつ、最後はスプリットで空振り三振。今季最多タイの10奪三振で締め、叫びながらガッツポーズを決めたが3、4回に許した2本のソロが響いた。

 打っては敬遠を含む2四球で2打数無安打に終わり、8戦連続ノーアーチ。44本塁打はア・リーグ3位で、46本でトップのゲレロ(ブルージェイズ)、45本で2位のペレス(ロイヤルズ)との差は詰められなかったが、「(本塁打王を)とりたい気持ちはあります」と言い切った。

 残り13試合で、中6日ならば26日と今季最終戦の10月3日のマリナーズ戦に先発できる。地区優勝の可能性はなく、ワイルドカードでのプレーオフ進出も絶望的で、「正直、つらい9月ではあると思います。こういう9月を過ごしたくないと思ってまた来年、頑張れるように」。投手で10勝、打者で日本人初の本塁打王を目指して孤軍奮闘する。

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