【宏太´Sチェック】もっとシンプルにやってもいい トゥチッチに可能性感じた

スポーツ報知
札幌FWトゥチッチ(左)

◆J1第29節 神戸1-0札幌(18日・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)

 札幌は、勝たなきゃいけない試合を落とした印象の神戸戦だった。無得点に終わったのはゴール前でのイメージが少しとぼしいから。シュートブロックされることが多いのも、ボールが来て止めてから「さあ打つぞ」ではDFも対処してくる。ボールが来た瞬間に状況を見て、止める時間がないなら打つとか、覚悟を持ってほしい。

 新加入のトゥチッチは難しい体勢から左足でボレーを打ったり、可能性を感じるシーンもあった。ただ大きな見せ場を作れていないのは、周りも本人も1トップの性質をまだ見極めれていないかなと。長いボールを入れてもある程度は収めてくれるのだから、もっと早く前線にボールを入れるとか、シンプルにやってもいい。崩すだけでなく、相手がミスしやすい状況を作るのも必要。ある意味開き直って、ゴールに飢えているドド(ドウグラスオリベイラ)を1トップに置いて、彼の体力とパワーを生かすのも面白いと思う。

 ただ高年俸ぞろいの神戸相手に、あれだけボール支配していたのは確かなのだから。自信を持ってやっていい。僕らは色々言うが、それを黙らせるには結果を出すこと。プロの世界でお金を稼ぐには決めるところを決め、守るところを守れるか。今の札幌の選手に対する評価は高いと思うが、最終的には決めきれていない。そういう面で上回っていたのは神戸の方。選手が稼ぐためには結果として残すことの大事さを感じる、いい教訓になった試合だったといえる。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請