8回2失点も10勝目ならずの大谷翔平 プレーオフ進出絶望的な状況に「こういう9月を過ごしたくない」

スポーツ報知
エンゼルスの大谷翔平投手(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス2―3アスレチックス(19日・アナハイム=エンゼル・スタジアム) 

 エンゼルスの大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、本拠でのアスレチックス戦に「2番・投手」で出場。8回108球を投げて5安打2本塁打2失点、10奪三振、4四死球と好投したが9回の打席を最後に交代。防御率は3・28で、自身に負けはつかなかったが10勝目はならず、1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶりとなる2ケタ勝利&2ケタ本塁打の快挙は次回以降の登板に持ち越しとなった。

 打者では四球、敬遠四球、投ゴロ、空振り三振で打率2割5分7厘。ア・リーグ3位の44本塁打、同12位タイの94打点は変わらなかった。チームは延長十回、2―3で敗れて3連敗。試合後の会見では、ア・リーグ西地区優勝の可能性が消滅し、ワイルドカードでのプレーオフ進出も絶望的な状況で戦っている悔しさを口にした。試合後の主な一問一答は以下の通り。

 

 ―投球を振り返って。

 「全体的なコマンドは良かったと思います。打たれたのがホームランになっているので、その辺は前回に続いての反省点だと思います」

 ―スプリットを多投していたが。

 「シーズンの最後の方なので、いろいろと投げながらいきたいと思います。シーズンの目標としては健康で最後まで終えるのが一番。その中で負担のかかる球、かからない球がある。全体の残り試合も少ないので多めに投げました」

 ―右腕痛を訴えて登板を延期したが選手生命を心配するようなことはなかったか。

 「そんなことはないです。張りがかえってくるのが遅かったので、一応、(首脳陣に)報告した感じです」

 ―8回も球威があった。

 「(体に)問題はありませんでした。球数的にも抑えられたら9回もいきたいくらいでした」

 ―選手としての意欲を保つには。

 「個人的には投げないと成長できない。今年で終わりではないので、来年以降もどんどん投げ続けたいという意欲があります。一試合一試合、来年につながるように。正直、つらい9月ではあると思いますが、こういう9月を過ごしたくないと思ってまた来年頑張れるように、残りも頑張りたいです」

 ―本塁打王への思いは。

 「もちろん取りたい気持ちはあります。一試合一試合、最後がいい感覚で終わるのか、悪い感覚で終わるのかで、オフの取り組みも変わってくると思います。まずはいい打席を増やしたいというのが一番」

 ―左方向への打球が減ったという指摘があるが。

 「単純に甘い球が少ないのが一番だと思います。打線の中で戦っていて勝負するところ、しないところと、いろいろあると思う。甘い球の絶対数も少ない。自分の成長のためと思って、そこでも成績を残せるように工夫しながら頑張りたいです」

 ―右腕の状態は。

 「(登板後は)張りがあるのは普通ですが、中5日、中6日で一日一日、元の状態に戻ってくる。その感覚が遅いと思ったので報告しました」

 ―本塁打王獲得を意識してプレーを続けている。

 「いいバッターと競っている。そういう人たちと競り合いながらやれること自体が少ないと思うので(意識しないと)もったいないと思います」

 ―2本のソロアーチを許した。

 「結果的に反省すべきところだと思います。隅をついて四球でもいいという投球では消極的なところもある。その辺の折り合いをつけながらやるのが、先発投手の仕事。シングルで終わるのか、ホームランになるのかは全然違うので、いい投球ではなかった」

 ―右腕痛もあったとき、投手として大事を取って今季は投げないという選択肢もあったか。

 「そもそも、この後に休むような状態ではなかった。最後まで投げて打ってやり切りたいというのが一番」

 ―打者として球の見極めについては。

 「枠の外や隅の球が多くなってきている。単純に見極めが難しいゾーン。少し打撃が強引になっている。しっかりと自分の形で打てれば多少、隅でも確率は上がると思います」

 ―投手として勝利数への考えは。

 「もちろん勝ちたい気持ちは常に持っています。勝つということはチームがリードしている状態でマウンドを降りている。それだけゲームをコントロールできている。今日みたいに先制点を与えてしまい、いい流れではなくなると8回2失点でもなかなか勝てない。そういう(コントロールできる)ゲームを多く作れるように頑張りたいです」

 ―世界一の選手を目指してメジャーに挑戦したが。

 「確実に成長しているとは実感しています。こうして高いレベルの中でやらせてもらって、日本にいるだけではここまでの経験はできなかったと思います。感謝しています」

 ―1年間ローテを守る難しさはあるか。

 「ローテを守るのもそうですし、試合に多く出るのも4年間で初めてなので、最後まで健康で出続けて終わるのが一番と思っています」

 ―6回はバント安打(結果は投ゴロ)を試みたが。

 「トップだったので単純にヒットというか四球でも良かった。チームとして抑えられている中で、まずは塁に出るのが一番だった。個人的にブンブン振ってもしようがない。一番、確率の高いものをチョイスした感じです」

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