大野将平、阿部一二三、阿部詩 「野村道場」で金メダリストが豪華競演「柔道の楽しさを広げていきたい」

スポーツ報知
オンライン柔道教室でリモート参加の大野将平とガッポーズで写真撮影する(左)から阿部一二三、野村忠宏、阿部詩

 柔道男子60キロ級で五輪3連覇の野村忠宏さんが主催する柔道教室「野村道場」が19日に横浜市内で行われ、東京五輪金メダリストで男子73キロ級の大野将平(旭化成)、同66キロ級の阿部一二三(パーク24)、阿部詩(日体大)が講師を務めた。

 4度目の開催となった野村道場で、4人で計7個の金メダルを獲得した豪華メンバーが競演した。コロナ禍で大野と小学生30人はリモートで参加。会場の野村さん、阿部兄妹と中継でつなぐ形で行われたが、一二三が得意の背負い投げや袖釣り込み腰を実演。大野が必殺の内股のコツを明かすなど、約2時間交流。野村さんは「子どもたちの喜ぶ姿、一生懸命な姿を見ることができた。それが答えだと思います。楽しむことが頑張る原動力になると思う。一二三選手、詩選手、大野選手の力を借りてこのイベントをできたことがすごく幸せ」と振り返った。

 イベントでは東京五輪にも話題が及んだ。同大会で日本柔道は史上最多9個の金メダルを獲得。初日に男子60キロ級で高藤直寿が日本選手団の金1号。2日目に阿部一二三と詩が史上初の兄妹同日金メダルに輝いた。最高の流れで翌日に試合に臨み、2連覇を達成した大野だったが「前日に2人して金メダルを取ってくるだろうと予測はしていたけど、ただでさえ連覇というプレッシャーと戦っていた。きょうだいで優勝して本当に素晴らしい快挙なんですが、次の日に戦う自分からしたらプレッシャーが倍になった」と舞台裏を明かして笑いを誘う一幕も。一二三も「そこでも勝ってくる将平先輩は本当にすごい」と感嘆していた。

 柔道人口が減少傾向にある中で、五輪の熱気を普及につなげることも大きな課題だ。野村さんは「なかなか道場に行けない、相手と組み合う練習ができない中で子どもたちが柔道から離れていく現実もある。オンラインでもトップ選手が声をかけることで子どもたちのやる気、意欲につながると思う。それが野村道場の今の大きな意義」と力説。詩も「柔道の楽しさを広げていきたい。その影響力は持っているのかなと思うので、これからも努力していきながら柔道という素晴らしいスポーツを広げていきたい」と気を引き締めた。

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