吉村玲美、日本歴代2位の9分41秒43で3連覇「もっと先を目指していきたい」

スポーツ報知
女子3000メートル障害で日本学生新記録をマークし優勝した大東大・吉村(手前)

◆陸上 ▽日本学生対校選手権 最終日(19日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 女子3000メートル障害決勝で、2019年ドーハ世界陸上代表の吉村玲美(大東大)が、日本歴代2位の9分41秒43の好記録で3連覇を果たした。序盤からスピードに乗って後続に影さえ踏ませない圧勝劇。「自分で(展開を)作ったレースで、41で走り切れたのは自信になる。目標としていた学生記録(9分44秒22)更新もできたので、思い描いた通りのレースができた」とうなずいた。

 大学1年時にドーハ世陸を経験したが、今夏の東京五輪代表入りは逃した。夏合宿中に、本大会をテレビにかじりつくようにして目に焼き付けた。「同世代の広中(璃梨佳)ちゃんや田中(希実)さんだったり、インターハイで一緒に走っていた選手が、こうして世界の選手と戦って、敗退しないで決勝に進むということもあるし。日本記録を更新したり、すごい刺激になった。同級生がこうして戦えるなら、私もここの舞台に立てる可能性はあったな、出なければいけなかったなと感じた」とかみ締めた。

 練習への意識も、大きく変わった。今夏は、これまで避けていた筋力強化メニューも積極的にこなした。ウェートトレーニングも週3回。腕など上半身、腹筋、脚力を満遍なく鍛えた。体重を増やさないまま、脂肪を筋肉へと変える肉体改造に成功。鏡の前に立って自分の体を眺めると「あれ?こんなところに、こんなに筋肉あったかな?」と驚くほど、たくましくなった。地道な取り組みは、タイムへと結実した。

 今後は駅伝シーズンも本格化。来季は、ユージン世界陸上で輝くことが、現実目標だ。「世界選手権は、1年生の時に出ている大会なので、やはり思い入れがある。目指すべきところは、学生の1位とか日本の1位じゃなくて、世界で戦うというところなので、41秒でとどまらず、もっと先を目指していきたい」と目を輝かせていた。

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