◆首都大学野球2部秋季リーグ戦第1週第1日▽日本ウェルネススポーツ大6―3明治学院大(19日・足利市営)
プロ志望届を提出している明学大の沢柳亮太郎投手(4年=明治学院東村山)が、1―6の6回表から登板。4回を4安打6三振で無失点に抑えた。
公式戦での最速は149キロで、非公式ながら150キロを計時したこともある右のオーバーハンド。180センチ、85キロの恵まれた体から、力のあるストレートを投じた。この日の最速は146キロだったが、高めの釣り球やフォークボールで次々と空振り三振を奪った。
「自信があるのはストレート。140キロ中盤でも切れの良さで押し込める球を投げたいと思っています」と沢柳。この日の出来に関しては「決めるべきところで決め切れなかったので、100点満点で半分くらい」と話したが、全てのイニングでスコアリングポジションに走者を置きながら点を与えなかった粘りは評価に値する。
チーム事情から、試合の中盤以降にマウンドへ上がり、最後まで投げ切る役割を任されている。目標にしている投手は、DeNAの山崎康晃。「ショートイニングをきっちり投げ切るところが格好いい。そして、ファンに愛されているところに憧れます」と話す。プロの世界での夢は、中継ぎでフル回転すること。「回またぎで連投が出来るのが、自分の特長。今のプロ野球は継投が主流なので、貴重な中継ぎ陣の一人として活躍したいです」と言って目を輝かせた。