【日本ハム】堀瑞輝“豆腐メンタル”脱却で見えてきた初タイトル

スポーツ報知
7回から2番手で登板した堀瑞輝

◆パ・リーグ 日本ハム1ー0ロッテ(18日・札幌ドーム)

 日本ハムの堀瑞輝投手(23)が2年ぶり2度目の50試合登板に到達した。1ー0で勝利したロッテ戦の7回に2番手で救援。打者3人を12球で片付け今季33ホールド目を挙げた。防御率2・06と抜群の安定感で、35ホールドポイント(HP)はパ・リーグトップを独走中。高卒5年目で初の最優秀中継ぎのタイトルも視野に入る。

 堀は堂々とベンチに引き上げた。1点リードの7回2死。元同僚のレアードを左翼正面の飛球で仕留め、3者凡退で仕事を終えた。19年に自己最多の53試合登板して以来、2年ぶり2度目の50試合に到達。「投げるところはだいぶ変わったので緊張感はすごいんですけど。その中でもしっかり投げられている」。勝利の方程式に定着した左腕には貫禄が漂い始めた。

 昨季はマウンド上で動揺が隠せず、同僚からも“豆腐メンタル”といじられていた。今季は精神面で成長。「『走者出してもホームに返さなければいい』って気持ちを持ち始めてから慌てることなく投げられている」。得意のスライダーも球速、曲がり幅を状況に応じ自在に操作。心と技術がかみ合い、勝ちパターンを任されている。

 初のタイトルが見えて来た。HPは2位のロッテ・佐々木千に7差をつける35で、パ最優秀中継ぎ投手賞争いを独走中。「中継ぎをやっている上で取りたい賞ではある」と視界に入り始めた。

 温めているプランがある。球界を代表する救援左腕・宮西とは自主トレをともにする師弟関係。16、18、19年に兄貴分が獲得したタイトルを取ることができたら、欲しがっていた腕時計をプレゼントするつもりだ。「お世話になっているので。小さなことかもしれないですけど、恩返しできたら」。チームは最下位に沈む中、急成長を見せる左腕。鉄腕の系譜を受け継ぐ23歳が、明るい話題を届ける。(秦 雄太郎)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請