横浜FM、途中出場の杉本健勇が反撃の一発も名古屋に及ばず「ミスを全員でカバーしていかないと」

スポーツ報知
横浜M・杉本健勇

◆明治安田生命J1リーグ ▽第29節 名古屋2―1横浜FM(18日・豊田ス)

 横浜FMは敵地で名古屋に1―2で敗れ、今季4度目の黒星となった。前半12分にセットプレーから失点。ボールを保持し、敵陣に攻め込みながらも1点が奪えず、後半1分に追加点を与えた。シュート19本の猛攻も得点はFW杉本健勇の加入後2ゴール目にとどまり、首位・川崎との勝ち点差は再び4に開いた。

 勝利への執念がみなぎっていた。2点を追う後半27分、杉本はMF天野純の右CKにニアサイドへと走り込み、持ち味の高さを生かして頭を合わせた。「純君はいいボールを蹴ってくれるので、思い切って飛び込もうと。素晴らしいボールでした」と仲間に感謝。今季無得点試合は3試合のみ、リーグ最多得点の攻撃陣が得点を奪えない中、間違いなくチームを再び奮い立たせた一発だった。

 杉本は約5週間ぶりのゴールにも表情を緩めることなくすぐさまボールを手に、センターサークルへ。その後も果敢に1点を追いかけたが、名古屋の堅守を崩しきれず、勝ち点3には届かなかった。連勝を逃し、「チャンスもあったので、ホンマに悔しいです」と前面に感情を表した。

 今夏浦和から加入し、先発出場はまだ1試合だが、マリノスの選手らしい献身的な姿勢がプレーにも言葉にも強く表れていた。「自分たちのミスから失点したし、でもそのミスを全員でカバーしていかないといけない。マリノスは一人一人がみんなのために走ったり、みんなのために頑張れるチーム。ミスを取り返したかった」。主力センターバックを負傷で欠く状況で後方を支えるDF岩田智輝が、この日は後半1分に自陣で奪われて致命的な2失点目。杉本は同24分からの出場と限られた時間でも、流れを変えるべく走り続けた。

 痛い敗戦だが「僕たちのやることは変わらないので、もっと質を上げていくだけ」と語るように、残り9試合、悔しさもバネに一丸となって積み上げる。シーズン前半はボランチで開花し、今では試合を重ねるごとにセンターバックとして強さを増していく岩田にとっては、この敗戦をさらなる成長の礎にできるかが問われる。次節は横浜FCとのダービー。杉本は「必ず勝てるように。チームで一つになってそこに向かっていきたい」と前を向いた。

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