横浜FM宮市亮、地元・名古屋でJデビューの喜びも1―2で敗れ「歯がゆさがある」

スポーツ報知
横浜FMのFW宮市亮

◆明治安田生命J1リーグ ▽第29節 名古屋2―1横浜FM(18日・豊田ス)

 横浜FMは敵地で名古屋に1―2と敗れ、今季4度目の黒星を喫した。今夏ドイツ2部のザンクトパウリから加入したFW宮市亮が、後半10分から途中出場し、Jリーグデビュー。愛知県出身の背番号17は地元のスタジアムで大きな拍手に迎えられ、2点を追う展開で主戦場とする左FWに入った。

 満を持してのデビュー戦だった。両親もスタンドで見守る中、0―2の後半10分、Jの舞台へ。度重なるけがに苦しんだ欧州での10年に「引退」が頭をよぎったこともあった28歳は、「まずはデビューできたことはうれしい、縁あって、地元でできてうれしい」と誰よりもプロのサッカー選手としてピッチに立てる喜びをかみ締めた。

 リードを広げた名古屋が自陣で守りを固める厳しい展開だったが、同29分には右クロスに頭を合わせるなど、チャンスも迎えた。しかしチームの猛攻も及ばず、反撃はFW杉本健勇の1点止まり。「ゲームに入り込めなかったので、歯がゆさがあります。名古屋が引いてきて、スペースがなくて良さが出せなかった。シュートやクロスで終われる場面があれば、と思ったけど、なかなか出せずに終わってしまった」と喜びと同時に、悔しさをにじませた。

 8月6日のG大阪戦でベンチ入りも、アップ中の負傷で戦線離脱。もどかしさを抱えながらも、マリノスのサッカーにいち早く順応しようと、外から試合を見て「こういう動きをすればいいんだ」と学び続けた。高い強度、激しい競争が繰り広げられるチームでもまれ、「ここからまたサッカーがうまくなれる感覚ある」と充実感を味わいながら、成長を求めてきた。Jリーグに出場するという一つのステップを踏んだ宮市は「クロスの質、精度は上げていきたい」と課題を挙げ、さらに自身の武器であるスピードを生かしたプレーを磨いていくつもりだ。

 チームは連勝を逃し、前節までに首位・川崎との暫定勝ち点差を1に縮めていたが、再び4差に。それでもマスカット監督が「このサッカーを続けられれば勝利は見えてくる」と話したように、チームのやるべきことは変わらない。宮市も「一日一日が大事。勝ち点3を取れるようにやっていくだけ」とキッパリ次戦に向けて表情を引き締めた。

 ◆宮市 亮◆(みやいち・りょう)1992年12月14日生まれ。愛知・岡崎市出身。28歳。中京大中京高2年時にU―17W杯出場。3年時の12月にイングランドプレミアリーグ・アーセナル入団。オランダ1部フェイエノールト、トウェンテなどの期限付き移籍を経て2015年夏にドイツ2部ザンクトパウリへ加入。同クラブではリーグ戦通算77試合8得点。代表通算2試合で得点なし。

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