【ヤクルト】塩見泰隆、史上71人目サイクル安打「正直、人生初めてでうれしい。相当、うれしかった」

スポーツ報知
6回2死一、二塁、村上宗隆の右前適時打で生還した、この回サイクル安打達成の塩見泰隆はベンチ前でナインに迎えられ笑顔でタッチを交わす

◆JERAセ・リーグ 巨人6―6ヤクルト(18日・東京ドーム)

 ノンストップでサイクル安打にたどり着いた。左翼席からの歓声を受けながら、塩見が悠々と二塁ベースに到達した。6回1死の第4打席。高梨から左翼線二塁打を放ち史上71人目、76度目、ヤクルトでは18年の山田以来の偉業を達成した。塁上では控えめに左手を掲げたが、試合後は「正直、人生で初めてのことでうれしい。相当、うれしかった」と喜んだ。

 17日にプロ初の満塁弾を放った勢いをそのままに打ちまくった。初回先頭で右前安打、3回先頭は右越え三塁打で得点に絡み、4回1死一、二塁では右越え3ラン。逆方向へのアーチに「振り遅れているだけじゃないですか?」と笑ったが、早くも4回でリーチをかけた。「二塁打が出ればサイクル達成」というナインの声に「意識はしたが、打席に立ってみたらサイクル安打よりも塁に出ることを心掛けた」。1番打者の役割に徹する意識が快挙につながり、2試合で7打点の大暴れだ。

 5月下旬から1番打者に定着して約4か月。切り込み隊長の役割も板についてきたかと思いきや「僕、本当はドカーンとホームランとか打ちたいんです」と笑う。かと思えば「やっぱりクリーンアップにはすごい打者がいる。出塁することを心掛けています」と真面目にコメントし、最後には「ホームラン王取りたいですね。めちゃめちゃ!」とニヤリ。冗談なのか、本気なのか…。報道陣を惑わせる天然系の受け答えも塩見の魅力だ。

 チームは最大4点のリードを追いつかれ今季14度目の引き分け。それでも巨人との2連戦を1勝1分けで終え、首位・阪神とは2・5差となった。7、9回の好機では三振に倒れ「チャンスで1本打つことができなかった」と悔やんだが、今後も続く優勝争いへ「いかに僕が塁に出られるかが大事。意識してやっていきたい」。その目はもう次戦を見据えていた。(小島 和之)

 ◆記録メモ 塩見(ヤ)がサイクル安打。8月25日対阪神戦でマークした牧(D)以来、プロ野球71人目76度目、セでは38人目41度目(パ32人33度、1リーグ1人1度)。前身を含め球団では、18年7月9日対巨人戦の山田以来7人目だ。

 ◆塩見 泰隆(しおみ・やすたか)1993年6月12日、神奈川県生まれ。28歳。神奈川・武相高を経て、帝京大では阪神・青柳、日本ハム・西村と同期。JX―ENEOSから17年ドラフト4位でヤクルト入団。179センチ、76キロ。右投右打。年俸1350万円。

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