【巨人】負けなかったが、岡本和真は初回無死満塁で併殺 原監督「VTRを見ているようだね」

スポーツ報知
1回無死満塁、岡本和は高橋(後方)に遊ゴロ併殺打に打ち取られ逆転できず

◆JERAセ・リーグ 巨人6―6ヤクルト(18日・東京ドーム)

 表情には、悔しさの色がありありだった。最大4点のビハインドをよく追いついた。そう問われた原監督は、苦笑い交じりに「よく…そうですか?」と返した。粘りは見せたものの、一度もリードを奪うことができず、球団最多タイとなる今季16度目の引き分け。残り30試合を切った段階でのこの試合は、勝ち切れなかった意味合いが多分にあった。

 チャンスは多くあった。2点を追う7回、1死満塁から坂本が左翼線へ2点二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。岡本和の申告敬遠で再び塁を埋めて中島が打席に立ったが、相手の注文通りとなる二ゴロ併殺に倒れた。一気にいきたかったところだったと問われた指揮官は「ねえ!」と力を入れて同調。続けて「しかし(そこが)引き分けたというところだろうね」と、試合の潮目となったと指摘した。

 取り切りたい場面で、たたみかけられない。1点を追う初回もそうだ。吉川、松原の連打に坂本も四球を選んで、無死満塁の絶好機を作った。ここで岡本和が遊ゴロ併殺打。同点にはなったものの、流れが切れてしまった。17日にも初回に打者3人で1点を奪い、なお無死一、二塁から投ゴロ併殺に倒れていただけに、原監督も「ねえ! 何かVTRを見ているようだけどね」と指摘した。開幕から離脱もなく、岡本和の打棒でここまで来たチームだからこそ悔やむのであって「まあ、必ず肥やしにするよ」と、さらなる活躍で取り返してくれると信じている。

 確かに勝ちたかった。それでも、だ。取りたいところで点を取れた場面にも光を当てたい。4回表に塩見に3ランを浴びた直後に坂本、中島のソロで2点を返して試合を立て直した。4回の得点にこそ、この試合で最大の価値があった。5回にも先頭の代打・北村が左翼席へ特大弾を放ち、勢いを加速させた。やはり本塁打は空気を変える力があり、併殺はその流れを断つもの。首位・阪神とは3・5差となり、19日は敵地に乗り込んで残る直接対決7番勝負の第1ラウンドだ。攻守に流れを呼ぶポイントを大事にして、制したい。(西村 茂展)

 ◆17日・ヤクルト戦の初回併殺 初回、先頭の吉川が右前安打で出塁。奥川の暴投で吉川が二進し、松原は死球。無死一、二塁から坂本が左前へ先制適時打を放った。なおも無死一、二塁の好機だったが、岡本和は投ゴロ併殺に倒れた。2死三塁となり亀井は三振。結局、1点しか奪えなかった。

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