猪木、馬場、鶴田、藤波、長州、天龍に続く殿堂レジェンドは誰か?…金曜8時のプロレスコラム

スポーツ報知
長州力氏(左)と天龍源一郎氏が裏方として尽力した

 日本プロレス史70周年記念大会「LEGACY」(主催・日本プロレス殿堂会)が14、15日の2日にわたって東京・後楽園ホールで開催され、アントニオ猪木氏(78)、ジャイアント馬場氏(故人)、ジャンボ鶴田氏(故人)、長州力氏(69)、天龍源一郎氏(71)、そしてまだ現役の藤波辰爾(67)が殿堂入りした。新日本、全日本、大日本、ノアなど29団体から81選手が記念試合を行い、レジェンドたちの殿堂入りを祝福した。

 米国のWWEでは、力道山、猪木氏、藤波、獣神サンダー・ライガーらが殿堂入りしており、過去には新日本が単体で殿堂入り選手を発表したことはあったが、全団体を通じての選考は日本プロレス史上初めてということになる。

 2日間興行は、天龍氏の長女・嶋田紋奈さんが代表を務める天龍プロジェクトが事務局を担った。29団体への参加呼びかけに加え、殿堂入りの選考と発表に気を配った。候補者は約10人に絞られたが、本人の体調、遺族の意向などで辞退、繰り越しがあったという。事務局では「受賞の順序などに様々なご意見があることは承知しておりますが、今後も継続して積み重ねていくことでファンの皆様の思いと相違ない殿堂入りとなるよう努めて参ります」と説明している。

 大会前に6人の受賞内定が関係者に伝えられたが、結局は大会当日のセレモニーをもって正式発表となった。プロレスの父・力道山は別格として、誰もが認める6人ながら、その序列に配慮してのものだった。昭和のファンを熱くした馬場派と猪木派のBI砲のライバル争いは、令和になっても続いていることを痛感させられた。力道山門下として1960年9月30日に同日デビューした両雄。馬場氏の方が5歳年長だったが、日本プロレスから独立して旗揚げしたのは猪木氏の新日本の方が先だという比較もできる。五十音、アルファベット順ともにアントニオが上位だ。

 2日間興行では、セレモニーが半分に分けられ、初日に猪木氏、天龍氏、藤波、2日目に馬場氏、鶴田氏、長州氏が表彰される形式となった。初日は猪木&藤波の新日本レジェンド、2日目は馬場&鶴田の全日本レジェンドという色分けで、両雄が並び立った。合同興行が2派に割れそうな所を、両団体を往来した経験を持つ天龍氏と長州氏が出身団体とはクロスして配置され、絶妙なバランスが取られていた。

 大会は無事、成功に終わり、来年10月9、10日に、第2弾興行「LEGACY2」の開催が決定した。話題は早くも次は誰が殿堂入りに選ばれるのか-。セレモニーでビデオメッセージを寄せたレジェンドが参考になりそうだ。初日は、獣神サンダー・ライガー、谷津嘉章、前田日明、田上明、蝶野正洋、スタン・ハンセン、2日目には、ザ・グレート・カブキ、川田利明、武藤敬司、ドリー・ファンク・ジュニア、ミル・マスカラスが登場(敬称略)。リング上では、木村健悟氏、小橋建太氏があいさつした。故人も対象だから、若くして亡くなった三沢光晴さん、橋本真也さんの存在も大きい。2022年は新日本と全日本の老舗が50周年を迎える節目の年でもある。1年間の選考論争が楽しみだ。(酒井 隆之)

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