野田聖子氏“4度目の正直”で総裁選出馬…推薦人20人確保は表明の30分前

スポーツ報知
自民党本部で出馬表明をした野田聖子幹事長代行

 野田聖子氏は16日、自民党本部で会見し、総裁選出馬に必要な20人の推薦人を確保し、立候補すると明らかにした。野田氏は「私、野田聖子、この度の総裁選挙に出馬をさせていただくことになりました」と表明。早くから自民党女性議員のホープと注目され、過去3度の総裁選でも出馬に意欲を示したが、推薦人が集まらず断念していた。100代目にして日本初の女性首相の座を“4度目の正直”で狙う。

 自民党総裁選に女性2人が立候補するのは初めて。50歳で出産した長男が障害を抱える野田氏は、ほかの候補者には社会的に立場の弱い人々を支援する政策がないとし、「これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障害者。『しっかりと、この社会の中で生きていける』『生きる価値がある』という保守の政治を自民党の中で作り上げたい」と意欲を語った。傍らでは、支持を表明した三原じゅん子参院議員(57)らも見守った。

 推薦人確保に向け、自身と同じ無派閥議員、女性議員、二階派、竹下派、石破派などに協力を呼び掛けていたが、組織戦が困難な状況。石破茂元幹事長の不出馬で石破派議員にも働き掛けたが難色を示され、20人そろったのは出馬表明した16日午後5時半の「30分前」(周辺)だった。河野陣営のある幹部は「事前に推薦人リストが漏れると他派閥からの切り崩しに遭うため、最後まで慎重に進めたのだろう」と指摘した。

 知名度抜群の野田氏の出馬で4人が争う構図となり、党員・党友票の分散は必至だとの見方が他陣営には強まった。世論調査で「次の首相」としての人気が高い河野氏を支援するベテランは「割を食うのは同じ女性候補の高市氏だろう」との見立てを披露した。岸田氏を推す岸田派議員は「1回目で決着がつかず決選投票になる可能性が強まった」と気を引き締めた。

 ◆野田 聖子(のだ・せいこ)1960年9月3日、北九州市生まれ。61歳。上智大卒業後、帝国ホテル勤務。岐阜県議を経て93年衆院選で自民公認で初当選。2005年に小泉内閣で郵政民営化法案に反対し、自民党を一時離党し、その後復党。総務会長、総務相などを歴任。01年に鶴保庸介参院議員との事実婚を発表したが、07年解消。11年1月、卵子提供を受け、体外受精で男児を50歳で出産。その後、男児が障害を抱えていると明らかにした。同2月、男性と再婚。岐阜1区、当選9回。

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