【阪神】ウエスタン首位奪還で“親子優勝”も 平田2軍監督「栄枝は名前のごとし」一問一答

スポーツ報知
勝利後、笑顔でファンにあいさつする佐藤輝明(中央)

◆ウエスタン・リーグ 阪神2―1ソフトバンク(16日・甲子園)

 阪神2軍が勝率でソフトバンクを上回り、再びウエスタン・リーグの首位に立った。

 15日に2位・ソフトバンクとの直接対決に敗れ、引き分けを挟んだファーム新記録の連勝が18でストップ。順位が入れ替わっていたが、一日で首位を奪還した。

 先発の藤浪が6回4安打1失点の好投。最速157キロで11三振を奪った。打っては1点を追う4回に栄枝がセンターへ逆転の2点適時打。打撃不振で2軍調整中の佐藤輝も降格後4試合目で初のマルチ安打をマークした。

 現在、セ・リーグ首位の1軍とともに、“親子優勝”が見えてきた。平田勝男2軍監督の試合後の一問一答は以下の通り。

 ―藤浪は試合をつくった。

 「よく粘った。悪くないよ。ああやって際どいボールを。真砂の1球(死球)だけかな。その後もしっかり修正してるし、ソフトバンクの打線もいい打線なんで。けん制もしっかりしてるし、スチールも今日されてないでしょ。そういうところでは非常に粘れたことは評価できると思うね」

 ―本人は直球を狙われている中で変化球を使っていたと話していた。

 「この前は『栄枝がおもしろいリードをする』っていって。今日はちょっと首振ったり。そういう感じに投げてて、あったんじゃない、意図がね。首振って膝元にスライダー投げたり、そういうところでは自分が主導権持ってやっていたわな」

 ―1軍に推薦できる内容だったと言えるか。

 「こんなものはね。これを1軍で、あの舞台で出すか出さないかは本人のね。ファームでは良かったとさ、我慢して投げたとかね、こういうことは若い投手、実績のない投手に言うことであって。1軍でパフォーマンスを出すか出さんかは。(9日のヤクルト戦では)1回目はバチーンと(3者凡退で)いったわけでしょ。で、2イニング目に突然四球、四球、四球でしょ。その修正能力が1軍でないわけやん。その修正能力を上でつけていかないと。ファームでこのくらいのピッチングはめずらしくも何ともないやん」

 ―佐藤輝が2安打。

 「ちょっと迷いじゃないけど、バッターボックスでいろんなことを考えながらやってるふうな感じがあったんで、打席入ったら、いろいろ考えるのは練習の時だけで、打席入ったら相手投手ともう1回シンプルに。春先1軍でやってる時もそういうイメージだったと思う。それが今いろんなことでああかな、こうかなとしっくりこないことがあった。ましてや広島からいい投手ばっかり投げてくれて。もっと投手と勝負しろと、打席で。練習ではいろいろ試行錯誤してもいいけども、その辺の話は昨日、輝(佐藤)としたんだけど、まああとは打球が上がるかどうかだな。練習ではガンガン(ホームラン)いってるけど、ゲームでゴロのヒットとラインドライブのライト前。あれがもうちょっと打球の質が上がってくるともっといい状態に戻ってくる」

 ―試合前練習では井上ヘッドが佐藤輝に指導。

 「やっぱり気になってさ。今日、移動日で(甲子園まで)来て『サードもやらせてください』ってことだったんで。そういうところで上からの要望っていうか。そういうことでやってるので。外野も内野もできるようにっていうことだったので」

 ―明日からの中日3連戦で結果を出せば、最短での1軍昇格の可能性も。

 「それは上が決めることやろ。だから、言ったように井上ヘッドがいう『成績残して』っていうところ。しっかり(成績を)残して、最短で帰るくらいの気持ちでやれっていうこと」

 ―ヒットが出て浮上のきっかけになる。

 「それはもちろん。気分はもう、ノーヒットとヒット2本出てでは。出ることによって気分は全然違うよ」

 ―栄枝が逆転打。

 「栄枝ね。これはもう、栄枝なんて名前はね。枝葉が今伸びているところやな。勝負強い、何とかことを起こしてくれそうな感じはあるもんね。そこはやっぱり、栄枝の勝負強さっていうのは、昨日も代打で出てきてヒットでしょ。そういうところは評価していいんじゃない? 18連勝中もかなり栄枝。輝にもずっとシステムやそういうことのレクチャーもしてくれているし。そういった意味では非常に、人間的にもね、栄枝は名前のごとしやな」

 ―俊介が引退を発表した。

 「本当にね、ファームの選手のね、見本としてね、俊介はよくやってくれた。現役時代もね、いぶし銀じゃないけどな。いぶし銅ぐらいかな?(笑い)金までいったら失礼や(笑い)。いぶし銀と言いたいところが、いぶし銅だ! っていう。そういうところでは、非常に存在感というか、ガッツあるプレーもあり、守備とか食らいつく打撃や、走塁にしてもスペシャリストだったんでね。そういうところでの、彼は生え抜きとして、最後までタイガースで貢献してくれたっていうのは、ここ2年、1軍に上がる機会はほとんどなかったけど、本当にひたむきにファームの若い選手と必死に汗を流した。一番、早く来るのは俊介やねん。いち早く来て、ランニングして準備してんのは俊介。こういうところは、若い子たちは見習わなあかんな。まあ、これからの野球人生も長いんで。俊介にもこれから勉強せえ! って言ってんねん。まだまだ、野球しか知らないんだから。どういう道を歩むかは、またいろいろね、アドバイスする。これから俊介の人生でタイガースで頑張った経験を生かしてほしいな」

 ―明日からの先発は。

「牧、純矢(西)、村上」

 ―一日で首位に返り咲いた。

 「もう、そんなことは言うな。でも、昨日負けて、今日みんな、これがうちの持ち味。高山のバントとか、ヤス(山本)のバントとか、こういうことをしっかりやったことが栄枝のタイムリーにつながったんで。こういうきっちりした野球を。そんな、いい投手相手にボコボコ点取れんよ。ちょっとミスが出たのは、もう一回締め直す」

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