熱き女の戦い!!「鮎レディース大会」開催…福井・日野川

スポーツ報知
日野大橋下流で上位を目指して竿を構える参加者たち

 福井・越前市の日野川で5日、初の女性限定「鮎レディース大会」(主催・日野川漁協)が開催された。15人の女性アングラーが参加し、午前8時から同11時まで腕を競い合った。釣ったアユの総尾数で順位を争い、15尾の釣果を挙げた堀井朱清夏(あすか)さん=広島市=が栄冠に輝いた。(※審査はオトリ2尾込み。同尾数の場合は長寸で順位を決定)

 「掛かってる!」。まだ夏の名残が漂う秋空に、野アユを追う女性たちの弾む声が響いた。この日の水況は10センチ高で濁りなし。アカ付きも良く、釣りにベストなコンディションだ。エリアは日野大橋上流にある堰堤下から800メートル下流まで。流れが緩やかな瀬とトロ場が連続する安心、安全なポイントで行われた。1人につき1人のサポーター制度は初心者に好評で、指導を受けながらぎこちなく掛けた魚を取り込む姿も見られた。

 優勝した堀井さんは、福井・九頭竜川へ釣行の際に大会開催を知り、出場を決めた。日野大橋上流のポイントを陣取り、泳がせたり引いたりとアユ釣り2年目とは思えないほどの手慣れたロッドワークで15尾を釣り上げ、「まさかの結果にビックリ。瀬肩だけを狙って、全面をなめるように釣りました」と笑顔を輝かせた。

 準備も怠らなかった。前日に会場入りし、各ポイントを入念にチェック。「一番よく釣れた場所に入るとすぐに掛かったんで、今日もここで粘ることにしました」と勝因の一番に挙げた。そして、支えになったのがサポーターを務めた枳本真佐男さん。アユ釣りの師匠でもあり、プライベートでも堀井さんのパートナーだ。ゲキを飛ばされながらも忠実にアドバイスを実行した。枳本さんは「すごく上達している。スパルタで鍛えたかいがありましたね」と目尻を下げた。

 2位には、この日最大の24・5センチを仕留めた山下万紀子さん=岡崎市=が、同数で並んだ4人での接戦を制し、オトリを入れた瞬間にガツンと目印がぶっ飛んだアタリは「大物賞」も連れてきた。また、メーカー大会のトーナメンターとしても活躍している。「たくさん上手な人がいる中で、私は何番目に位置するのかを知りたいし、糧にもなる」と大会に出場することの魅力を語り、「でも、ほんとは数より型を狙うの方が好き」と笑わせた。

 そして、奮闘ぶりが輝いた人に贈られる「日野川漁協賞」は水谷美保さんに、献身的に支えたサポーターに贈られる「ベストパートナー賞」は黒川千明さんとペアを組んだ杉平昴礼(たかひろ)さんが受賞した。

 華やかな女性たちの戦いは盛況のうちに幕を閉じ、同漁協副組合長で大会委員長の佐々木武夫さんは「称賛もいただき、女性にもアユ釣りの楽しさと日野川の魅力を発信できた。今後さらに発展させ、内水面漁協の活性化につなげたい」と思いを込めた。

 「目標は5位以内だったので大満足です」と内山江梨子さん=名古屋市=はニッコリ。初めて竿を握った4年前、魚の習性を利用した友釣りの高いゲーム性に心を引き付けられ、すぐに道具を買いそろえるほど夢中になった。釣れない日が続くこともあったが、「やればやるだけ身になるものがあった」と精進を重ねた。すると、そのご褒美はなんと! 一日に尺アユ(30センチ以上)3尾を釣り上げる快挙を昨年、九頭竜川で成し遂げた。今回は長寸差での3位も、23センチは2番目の大きさ。大アユハンターの実力を見せた。力強い引きを楽しんだ内山さんは、「あと1尾掛けてたら単独2位だったのに」と最後はちょっぴり悔しそう。

 ◇問い合わせ 「日野川漁業協同組合」(TEL0778・22・0204、または「同・今庄支所」(TEL同45・1791)へ。テレフォンサービスTEL同45・2323)、ホームページあり。

 ◇営業時間 午前5時半~午後3時。期間は解禁日から10月中旬まで。

 ◇料金 年券9000円(障がい者は半額)。日券3000円(漁場購入は1000円増し)。女性は無料。※「フィッシュパス」ホームページからも購入可能。

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