浜松工出身の城西大・鈴木涼太、インカレ2冠からパリ五輪へデーデー撃破だ

100&200メートルで日本一を狙う城西大・鈴木
100&200メートルで日本一を狙う城西大・鈴木
陸上部主将としてチームを引っ張る城西大・鈴木
陸上部主将としてチームを引っ張る城西大・鈴木

 第90回日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)が17日、埼玉県熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開幕する。日本選手権・男子200メートルで2年連続3位の鈴木涼太(城西大4年)=浜松工出=が、100&200メートルに出場する。24年パリ五輪出場を目指すスプリンターが東京五輪代表で最大のライバル、デーデー・ブルーノ(東海大4年)を破っての2冠を狙う。

 「大学NO1」を証明する。最後の日本インカレに臨む城西大・鈴木は「全国大会で1位になったことがない。優勝にこだわりたいんです」。8月に行われたナイトゲームズ・イン福井の100メートルでは、優勝した桐生祥秀(25)=日本生命=と0秒13差の10秒31で3位に入り「だいぶ(状態を)上げてこられた」と手応えを口にした。

 東京五輪最終選考会となった日本選手権の200メートル決勝では、残り50メートルの伸びを見せ、20秒73の自己ベストで3位。同種目で五輪に出場した飯塚翔太(30)=ミズノ、藤枝明誠高出=と山下潤(24)=ANA=に先着も「〈1〉標準記録(20秒20)を突破して日本選手権3位以内〈2〉ワールドランキング56位以内」という選考基準の突破はならず。惜しくも代表入りは逃したが「初めて五輪に出られる所まで来た。『パリに出たい』気持ちが高まりました」と糧にした。

 浜松工時代の100メートル自己ベストは10秒50で、3年時の全国総体も7位と同世代でも抜けた存在ではなかった。「高校時代は五輪のことは全然意識していなかった」中、進学した城西大で開花した。2年から3年時にかけてウェートトレーニングに励み、体重は入学から7キロ増。トップスピードの持続力に磨きをかけ、昨年9月の日本インカレで10秒22の自己ベストで3位となり、世代トップランナーに名乗りを上げた。

 昨年の日本インカレで鈴木と0秒02差の2位となったのが、今回の2冠に向けた「最大のライバルになる」デーデーだ。東京五輪代表まで上り詰めた公私ともに仲がいい同級生は今回100メートルだけにエントリーしている。「相手は勝負強い選手ですけど、タイムを出せる自信はある。今回は『勝ちきる』ことをテーマに戦う」。宿敵への雪辱を果たし、パリへの一歩を踏み出す。(内田 拓希)

 ◆鈴木 涼太(すずき・りょうた)1999年6月25日、浜松市生まれ。22歳。三方原中1年時に陸上を始め、浜松工3年時の全国総体100メートルで7位。大学での卒業論文のテーマは「セカンドキャリアについて」。171センチ、65キロ。家族は両親と妹。

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