尾車親方、貴景勝やっと初日で「覚悟見えた。出てきたリズム」 

貴景勝(後方)が突き落としで豊昇龍を下す(カメラ・森田 俊弥)
貴景勝(後方)が突き落としで豊昇龍を下す(カメラ・森田 俊弥)

◆大相撲秋場所4日目 〇貴景勝(突き落とし)豊昇龍●(15日、東京・両国国技館)

 西前頭2枚目・霧馬山が小結・逸ノ城を粘りの相撲で寄り切り、自己新となる初日から4連勝を飾った。ここまで全て役力士から白星を挙げ、5日目は新横綱・照ノ富士との一番が組まれた。この勢いで最高位にも土をつけ、秋の土俵の台風の目となる。照ノ富士は東前頭2枚目・北勝富士を寄せ付けず無傷4連勝。カド番の大関・貴景勝は初白星、大関・正代は3連勝とした。初日が出た貴景勝について尾車親方が解説する。

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 貴景勝の覚悟が見えた。立ち合いは頭で当たることができた。顎を引いて額で豊昇龍の胸を突いた。これで流れを作った。突っ張っていなして、突っ張っていなしての動きを何度も繰り返した。このリズムが貴景勝の真骨頂である。首が万全じゃないことは確かだ。動きに重さがないのも分かる。それでも大関の誇りを胸に土俵に上がり、豊昇龍に動き勝つことができた。

 私も経験があるが、首に電気が走ると全身がしびれてしまう。現役の時は師匠(先代の佐渡ケ嶽親方=元横綱・琴桜)に報告しても「そうか」と言われるだけ。ぶちかましの力士にとって通らなければいけない道なのかもしれない。貴景勝も怖いと思う。今後は正代のような胸で当てってくる力士とどう対峙(たいじ)するかが課題だろう。

 5日目は成長著しい若手の琴ノ若の挑戦を受ける。苦しいとは思うが、大関の意地を見せてもらいたい。(尾車親方=元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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