霧馬山三役4連破!モンゴルの家族は遊牧民 大自然で培った強靱な足腰 自己新の初日から4連勝

霧馬山(左)が逸ノ城を寄り切りで破り4連勝(カメラ・森田 俊弥)
霧馬山(左)が逸ノ城を寄り切りで破り4連勝(カメラ・森田 俊弥)

◆大相撲秋場所4日目 〇霧馬山(寄り切り)逸ノ城●(15日、東京・両国国技館)

 西前頭2枚目・霧馬山が小結・逸ノ城を粘りの相撲で寄り切り、自己新となる初日から4連勝を飾った。ここまで全て役力士から白星を挙げ、5日目は新横綱・照ノ富士との一番が組まれた。この勢いで最高位にも土をつけ、秋の土俵の台風の目となる。照ノ富士は東前頭2枚目・北勝富士を寄せ付けず無傷4連勝。カド番の大関・貴景勝は初白星、大関・正代は3連勝とした。

 霧馬山が連日の激闘を制した。関取最重量206キロの逸ノ城との立ち合いは、素早く左に動いて左上手を取った。しぶとく頭をつけ「落ち着いていけた」と十分な形に。最後は引きつけながら前に出て、力強く寄り切った。前日の高安との3分16秒に続き、この日も1分10秒の長い相撲。自己新の無傷4連勝を飾ったが、「その一日の相撲を考えて。一日一番と思ってます」と表情を変えなかった。

 西2枚目の今場所は上位総当たりで、初日から大関・貴景勝ら役力士を4連破。念願の三役昇進に向けても順調に滑り出し、「体が良く動いてます」と手応えを口にした。八角理事長(元横綱・北勝海)は「相手にしてみれば、やりにくい力士であることは間違いない。成長している」とうなった。

 モンゴル出身で、家族は羊やラクダを飼育する遊牧民。生まれた時から移動式住居「ゲル」で過ごした。幼い頃から馬を乗りこなし、大自然の中で強じんな足腰を培った。トレードマークの黒色の締め込みは、目標とする同郷の元横綱・日馬富士を意識している。部屋では今年3月に引退した鶴竜親方(元横綱)に毎朝アドバイスをもらっており、この日は「あたって、まわしを取って頭をつけて」という教えを忠実に実行した。

 5日目は同じく全勝で並ぶ新横綱・照ノ富士に挑む。「横綱戦なので、自分の相撲を取っていきたいと思います」と、過去3戦全敗で初金星を狙う霧馬山。今場所の主役に、ダークホースが待ったをかける。(竹内 夏紀)

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