【ロッテ】14K千賀からレアード執念打!4番マーティン離脱もしぶとく攻略 16日にもマジック26

8回2死満塁、ブランドン・レアードが勝ち越しの2点適時二塁内野安打で生還した二塁走者・荻野貴司(手前左)と三塁走者・藤岡裕大(手前右)をベンチのナインが迎える
8回2死満塁、ブランドン・レアードが勝ち越しの2点適時二塁内野安打で生還した二塁走者・荻野貴司(手前左)と三塁走者・藤岡裕大(手前右)をベンチのナインが迎える

◆パ・リーグ ソフトバンク1―3ロッテ(14日・PayPayドーム)

 冷静だった。同点の8回2死満塁、カウント3ボール2ストライク。マウンドで顔をつき合わせる千賀と甲斐の相手バッテリーに目をやって、レアードは脳をフル回転させた。「歩かせたくないから、たぶん真っすぐが来るかなというのは頭の中に少しはあった」。6球目。真ん中低めに入った149キロのカットボールを逆らわずに打ち返した。千賀の足元を抜けたゴロを二塁の三森がダイビングで止めて一塁へ送球したが間に合わない。2者が生還して2点を勝ち越し。「何とかしようという気持ちがあった。大きな内野安打でチームのために打点を稼げてよかった」とうなずいた。

 つないでもぎ取った勝利だ。大事な3連戦初戦で、4連勝中と絶好調の千賀の前に14三振。150キロ台後半の速球、フォークボール、カットボールに手を焼いて7回まで3安打で1点を奪うのがやっとだったが、好機をつくったのは8番の藤岡だった。154キロの速球を中前へはじき返し、勝ち越し劇のお膳立てをした。「バットを短く持ったのがいい結果につながりました」。マーティンが特例2021のためにこの日、登録を抹消された。25本塁打、70打点の4番がいなくても、好投手を攻略できるしぶとさが今のロッテにはある。井口監督は「粘って粘って(点を)取れたなと思います。(8回は)相手にプレッシャーをかけられた」と満足げに振り返った。

 1分けをはさんで5連勝。2位のオリックスが敗れてゲーム差は3に広がった。早ければ16日にも優勝へのマジック26が点灯するが、選手に気負いはない。「プレッシャーはそんなに感じていません。こういう順位にいるのがうれしく感じます」と藤岡。しびれる戦いを楽しみながら頂点へ突っ走る。(秋本 正己)

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