【ヒルマニア】大谷翔平、残り19試合でキング陥落…ゲレロ45号、残り18試合で1本差 名勝負に期待

レイズ戦で45号を放ったゲレロ(ロイター)
レイズ戦で45号を放ったゲレロ(ロイター)

◆米大リーグ ブルージェイズ8ー1レイズ(13日・トロント=ロジャーズ・センター)

 エンゼルス・大谷翔平投手(27)がついに6月28日から守り続けた本塁打ダービートップの座を明け渡した。ブルージェイズのV・ゲレロ内野手(22)が13日(日本時間14日)、2試合連続の45号を放って一時5本差あった大谷との差をひっくり返した。大谷は残り19試合、ゲレロは残り18試合、マッチレースと化してきたタイトル争いから目が離せなくなってきた。

 ゲレロが3打席ノーヒットで迎えた6回だった。左腕コンリーの内角低めの直球をジャストミート。打球角度は大谷も打ったことがない15度という低いライナーがわずか3・3秒で左翼ポール際の3メートルのフェンスを越えていった。モントーヨ監督は「三塁手が捕れると思ったように見えたし、フェンスに当たると思った。越えた時は“オー・マイ・ゴッド(おお神よ)”と言ったよ」と驚くほどの低い弾道だった。

 今月2本の大谷をついに抜いた45号は、野球殿堂入りしている父親の年間最多本塁打(00年の44本)を抜き、22歳以下の選手ではE・マシューズ(ブレーブス)が1953年にマークした47本にあと2と迫った。

 打率3割1分8厘はリーグトップ、103打点は3位でトップに4点差と3冠王の可能性も十分出てきた。

 ゲレロのマイナー時代の監督だったJ・シュナイダー氏は「彼の活躍は父親譲りと言われるが、マイナー時代から努力を続けている。昨年ポストシーズンでわずか1安打に終わったことを反省し、体を絞ったことで打撃だけでなく、(一塁)守備でも動きが良くなった」と話す。チームも最近13試合に12勝1敗の快進撃でワイルドカード争いトップに浮上。他の選手も好調を維持しているのがゲレロにも好影響を与えている。

 1998年のM・マグワイアとS・ソーサは本塁打数だけでなく、終盤まで6度も並んだことが球史に残る本塁打王争いと言われた。大谷が再び量産モードになって名勝負として記憶される戦いを期待したい。(ベースボールアナリスト・蛭間豊章)

蛭間 豊章
 (ひるま・とよあき)1954年3月8日、埼玉県生まれ。名門・大宮高野球部は1年で退部したが、野球への愛着が募り、73年報知新聞社入社。記録記者、MLB専門記者と野球一筋。野球知識検定3級。ウェブ報知内のブログ「ベースボール・インサイド」(https://weblog.hochi.co.jp/hiruma/)や野球コラムも執筆中。愛称は「ヒルマニア」。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請