【巨人】原辰徳監督「もうちょっと打線が点を…」新打線不発でDeNAに6連敗 3位転落、虎と3・5差

7回1死、ソトの頭部に死球を与えた山口俊
7回1死、ソトの頭部に死球を与えた山口俊

◆JERAセ・リーグ 巨人2―3DeNA(14日・東京ドーム)

 巨人は5位のDeNAに痛い逆転負けを喫した。4回に1点を先行したが、先発の山口が6回に桑原に同点ソロを許し、7回1死からソトへの頭部死球で危険球退場。2番手の田中豊が続く牧に勝ち越し2ランを浴びた。5か月ぶりに3番に坂本を置いたオーダーも実らず、DeNA戦は8戦勝ちなしで6連敗となった。ヤクルト・阪神戦が引き分けたため、首位・阪神とは3・5差の3位転落となった。

 思わぬ形で試合が動いた。7回、力投していた山口にまさかの“結末”が訪れた。1死からソトを迎えた。初球、抜けた直球がヘルメットをかすめた。死球となり、審判団の協議を経て危険球退場となった。したたる汗をぬぐおうともせず、右腕は視線を宙にさまよわせた。

 球場内が騒然とする中、緊急でマウンドに上がったのは田中豊。続く牧への初球、カットボールが甘く入った。左中間席中段へ放り込まれ、2点の勝ち越しを許した。「ベストを尽くしたわけだからね。そういうこともあるでしょう」と原監督は右腕をかばいつつ、「もうちょっと打線が点をというところでしょうな」と、変わらぬ得点力不足を指摘した。

 この試合前まで9月の得点は11戦で31得点、1試合平均2・8点とつながりを欠く打線の“最適解”を求め、原監督が動いた。今季初めて吉川、松原を1、2番に配し、坂本を4月7日の阪神戦(甲子園)以来となる3番に入れた。原監督が「もうちょっと中心選手がやらないと」と奮起を促したように、4番・岡本和と約5か月ぶりに並べる形でポイントゲッターを託した。

 初回、松原、坂本の連打で1死一、三塁と狙いが的中しかけたが、岡本和が遊ゴロ併殺に。追いつかれた直後の6回にも先頭・松原が四球を選んだが、坂本が相手の好守に阻まれる形で三ゴロ併殺に倒れた。「7番・中堅」で3戦ぶりにスタメン出場した丸も、4回2死三塁の好機で三振に倒れるなど3打数無安打。復調への道を模索している。

 ヤクルト・阪神戦が引き分けに終わり、首位とは3・5差の3位転落となった。原監督は常に「打線は4点以上、投手陣は3失点以内」を試合でのノルマに掲げる。そこから得点は平均で1点以上、足りていない。ここに来て「サカオカマル」にばかり重荷を背負わせるのは酷だが、それでも主役が活躍するチームの形で勝ってこそ、勢いが生まれるというもの。逆境をはね返してほしい。(西村 茂展)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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