管理釣り場用「Joker Mecha2 510SL」…初心者でも繊細なアタリ感じてほしい

Joker Mecha2 510SLを持つ石川代表。自身の思いが詰まったロッドだ
Joker Mecha2 510SLを持つ石川代表。自身の思いが詰まったロッドだ
Joker Mecha2 510SLは見た目もカッコいい
Joker Mecha2 510SLは見た目もカッコいい

 人気釣り具の開発秘話や今後を探る「釣り具探訪」。今回は静岡・長泉町にあるオフィス・ユーカリの後編。石川優美子代表が約20年前に手がけた名作ロッド(竿)の“遺伝子”を受け継ぐ管理釣り場のトラウト用ロッド「Joker Mecha2 510SL」を紹介する。石川代表の釣りへの愛情がこもった逸品だ。

 「Joker Mecha2510SL」は、今春発売された最新モデル。その源流は、石川代表が約20年前に作ったオフトの管理釣り場用ロッド「メチャメチャウルトラ」にある。「20年以上前、管理釣り場用のロッドといえば、柔らかすぎるものが主流でした。これでは初心者が繊細なアタリを感じることができないので、オフトで新しいコンセプトのロッドを作ったんです」と石川代表。この「メチャ―」は、太いバット(竿の根元部分)と極細ソリッドティップ(中身が詰まった穂先)の組み合わせで先端部だけが柔らかいという前例のないものだった。

 現在では、このコンセプトのロッドが管理釣り場で当たり前の竿になっているが、「まだ、時代が早かったのでしょうか。発売当時はいろいろと批判を受けましたね」と石川代表は振り返る。それでも信念を持って自身が作り上げたロッドを広め続けた。

 しかし、オフトが2018年に廃業。そこで、自身が営むオフィス・ユーカリで「メチャ―」のコンセプトを受け継いだ前作「Joker Mecha260SL」を19年に発売した。「製作には惜しまずに時間をかけ、何度もプロトロッド(試作の竿)を作り、使いやすさを追求しました。小さなアタリも見逃さず、マスを釣ることができます。初心者から上級のトーナメンターまでどなたにも納得して使っていただける1本です」と石川代表は胸を張る。

 そして、さらにその性能を進化させた「Joker Mecha2510SL」を新発売。「510は、60より短い分、ロッドの反発が強くルアーの動きをより繊細に表現することができます。小さなアタリも確実に伝わるので、魚を釣る確率も上がります」という。「―60SL」の完成からわずか2年後に「―510SL」を作ったが「すべて頭の中に設計が出来上がっていたため、それほどの苦労はなくイメージを完璧に再現できました」というほどのロッドに仕上がった。(高田 典孝)

 ○…「かゆいところに手が届くメーカーでありたい」という石川代表の思いから作り出されたのが、「ルアーキャッチエボリューション フローティング」。これはルアーの回収器。「プラグをなくすとガックリしますよね。でも、これがあれば簡単に回収できます」と石川代表。使い方は簡単。ラインにこの製品を結んで浮いてるルアーの向こう側へキャストし、ルアーを捕まえるように巻いてくれば引っかかる。沈んだルアーを回収するシンキングタイプもある。

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