【箱根への道】箱根駅伝予選会を占う…駿河台大は31歳今井隆生中心に勢い! 初出場チャンス  

スポーツ報知
力走する駿河台大・今井

 第98回箱根駅伝予選会は10月23日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地周回公認コースのハーフマラソン(21・0975キロ)で行われる。上位10人の合計タイムで争い、10校が本戦出場権を獲得する。東洋大の低迷期に4年連続で予選会を走り、通過も落選も経験した竹内達朗記者(50)が決戦の行方を占った。

 新春の箱根駅伝本戦は緊張感に加え、高揚感があるが、秋の予選会は緊張感しかない。私は東洋大の低迷期に4年連続で予選会に出場した。1~3年時は通過できたが、4年時は落選…。予選会に臨む選手の心情を少しは理解しているつもりだが、あえて大胆に予選会の行方を占いたい。

 昨年同様、今年もコロナ禍で陸上自衛隊立川駐屯地内で開催。平たんな周回コースで高速決着が見込まれる。夏の厳しい練習を乗り切った各校は9月下旬から10月上旬に調整を兼ねて記録会に参加することが多い。その走りを見る前に、戦力を分析することは難しい。ここで最も参考になる材料は、全日本大学駅伝関東選考会(6月)だ。

 全日本選考会は1万メートルで8人が出走し、8人全員の合計タイムで7枠を競う。箱根予選会はハーフマラソンで12人が出走し、上位10人の合計タイムで10枠を争う。競技方法は異なるが、いずれも母校を背負う重圧がある。まさに駅伝。「速さ」に加え「強さ」が求められることは共通している。

 箱根シード校で、今年の予選会とは無縁の東京国際大が1位、国学院大が2位通過で貫禄を見せた。

 3位の法大と4位の拓大は堅実な走りが光った。5位の中大はエース・吉居大和(2年)を始め主力を欠いたが、厚い選手層を証明した。6位の中央学院大は主力の吉田光汰(4年)が失速したが、高い総合力でカバーした。7位の日体大もエースの藤本珠輝(3年)を軸に安定している。

 昨季の全日本は3位でシード権を獲得しながら、箱根は11位でシードを逃した明大を含めた6校は突破が有力だろう。

 残るは4枠。激戦必至だ。

 全日本選考会で存在感を発揮したのが駿河台大だ。次点の8位に泣いたが、31歳の学生ランナー・今井隆生(4年)らを中心に勢いがある。悲願の初出場のチャンスは十分にある。

 国士舘大、山梨学院大、神奈川大、城西大は全日本の出場を逃したが、箱根予選会の戦い方を熟知しており、出場圏にいる。昨年、7年ぶりに箱根予選会を突破した専大、3年ぶりの復活を期す大東大もぎりぎり圏内にいるだろう。

 日大、筑波大、麗沢大、上武大、立大は極めて微妙な位置にいるとみる。

 これまで挙げた大学以外は苦戦を免れないだろう。

 失礼を承知の上で各校を格付けしたが、何が起こるか分からないのが箱根駅伝予選会。低い格付けをしたチームには申し訳なく思うが、予想が外れた場合、私の不明を恥じるとともに、そのチームの健闘を心から祝福したい。(竹内達朗)

 ◆第98回箱根駅伝予選会開催要項

 ▽日時、コース 10月23日午前9時35分、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地を周回する公認コースのハーフマラソン(21・0975キロ)。

 ▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位10校が本戦の出場権を獲得する。関東学生対校の成績による減算タイム(関東インカレポイント)は12年の予選会を最後に廃止された。

 ▽出場資格 選手登録は1校10~14人。登録選手全員が19年1月1日~21年10月10日に1万メートル34分以内の公認記録を有すること。

 ▽関東学生連合 予選会で敗退した大学の中から個人成績上位者を中心に選考。例年通り5月の関東学生対校の成績も考慮される。1校1人に限定し、本戦出場経験がない選手が対象。留学生を除く。本戦ではチーム、個人ともに順位がつかないオープン参加となる。

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