都医師会副会長、高齢者のワクチン接種「間一髪間に合った」引き続きの感染対策呼び掛け

会見を行った東京都医師会の尾崎治夫会長
会見を行った東京都医師会の尾崎治夫会長

 東京都医師会は14日、都内で定例会見を行い、尾崎治夫会長は都内の新型コロナウイルスの感染状況について、「この時期は今後さらに感染が減ってくる可能性が高いと考えられる」と述べたが、「11月以降一度下がった状況が上がってくる可能性が、全くないとは言えない。しっかり今後も気を緩めないで準備をしていくことが必要だ」と引き続きの感染対策を呼び掛けた。

 8月28日に297人に上っていた都内の重症者数は、14日時点では208人となった。減少傾向ではあるものの、高い水準で推移している。尾崎氏は、第6波に備えた臨時医療施設を含む病床確保についても、「感染者が減ってくると臨時医療施設はいらないのではないかという意見も出てくるかもしれないが、施設を作っておくというのはいざというときに無駄ではない。備えあれば憂いなしだ」と必要性を強調した。

 年代別の重症患者数については、第3波のときは8割から9割近くが高齢者だったが、今回の第5波では全体の3割程度にとどまっている。この状況について同医師会の平川博之副会長は「デルタ株のまん延があったが、間一髪高齢者へのワクチン接種が間に合った。かするような形で正面衝突を避けた。もし1か月ずれていたら見えている光景は全く違っていたと思う」と話した。

 また、東京都医師会は、仮想待合室「東京コロナ診療待合室」を活用した遠隔診療を、16日から10月29日まで、多摩地域を所管する都の保健所を対象に行う。新規陽性者の急増に対応するため、地域を問わず自宅療養者への遠隔診療を可能とすることを目的としている。

 患者は、スマートフォンを使い、URLを通じてネット上の「仮想待合室」に入ることで、医師の診察を受けられる。今後、感染状況に応じて、23区にも拡大予定だ。

 東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者があらたに1004人確認されたと発表した。重症者数は208人。直近7日間の新規感染者の平均は1243・7人となり、前週(2231・1人)の55・7%となった。

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