【オリックス】宮城大弥、対右より被打率高い左打者えぐれれば…担当記者が見た

スポーツ報知
対左打者に分が悪い宮城(右)。得意の楽天戦で12勝目を狙う

 オリックスは最近4カード連続で勝ち越しがなく、首位・ロッテとのゲーム差は「2」に広がった。首位戦線に生き残るために重要な3位・楽天との3連戦の初戦(14日)は宮城が先発する。高卒2年目で12勝を挙げれば、06年のダルビッシュ、涌井以来となるが、最近2試合勝ち星なしは“今季ワースト”。「対左打者」の克服が、さらなる白星増産のカギではないか、オリックス担当の宮崎尚行記者が「見た」。

 わずか2試合に勝っていないだけ。しかし、11勝1敗、防御率2・13と破竹の快進撃を続けてきた宮城にとっては、4月に1度あっただけの“今季ワースト”だ。

 二枚看板の山本とカードを分け、カード初戦に配置転換された7日のロッテ戦。今季自己最短タイの5回で3失点の降板となった。球審の判定が投手に辛めだったこともあるが、4四球も今季ワーストで、すべて左打者に与えた。

 一般的に「左対左」は投手有利とされるが、宮城は左打者の方が打たれている。最大の武器は右打者の内角深くを突くクロスファイアの直球。逆に、左打者の内角には死球を意識してか、「投げづらさはある」と明かす。初回の角中の左前安打のように、怖さを感じない左打者が外角直球に踏み込んできている印象だ。外に逃げるスライダーやカーブでの勝負も、見極められると苦しい。初回の安田には変化球にまったく反応してもらえず、四球を選ばれた。

 また、右打者の荻野に3安打された。仕留められたのは、いずれも直球だった。登板数とともにデータも蓄積されてくる。ロッテ打線が決め球の「クロスファイア」を狙っていた可能性もある。

 「(対左の方が被打率が高いことは)自分でも知っている。もうひと工夫、ふた工夫しないと悪い方向へ行く可能性がある。少しずつ修正できれば」

 対楽天は今季2戦2勝で、16回を無失点。圧倒してきた相手だが、油断は禁物。左打者への内角球が必要な段階になってきたと言えるだろうし、同じように右打者にも外角球を配する必要がありそうだ。宮城の“工夫”が奏功すれば、クロスファイアの威力が増すはず。今季、想像を上回るパフォーマンスを見せてきた20歳が、「対左打者」と「相手の対策」を克服すれば、チーム25年ぶりの悲願がグッと近づいてくる。

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