福本豊氏、阪神・中野拓夢の一番の武器は何よりも勇気 新人4人目盗塁王へ駆け引き楽しめ

スポーツ報知
5月7日のDeNA戦で二塁盗塁に成功する中野

 阪神のドラフト6位・中野拓夢内野手(25)が19年の近本(阪神)以来、新人4人目の盗塁王へ突き進んでいる。スポーツ報知評論家の福本豊氏が分析した。

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 中野の一番の武器は何よりも勇気だ。新人で怖さがないのもあるだろうが、思いきりの良さが素晴らしい。経験のある近本は相手投手のモーション、配球など、いろいろ考えて大事にいく傾向が強いが、中野には迷いを感じない。それでも失敗が1つだけなのだから、もっともっと企図を増やしてもいいぐらいだ。

 走塁技術の高さは、守りを見たら分かる。低い姿勢でステップを踏むのが抜群にうまい。反射神経も優れている。少年野球の子供たちにも言うのだが、守る時、走る時の姿勢は一緒。決して体は大きくないが、前傾を保ちながらトップスピードに乗ることができるのは体幹が強いからだ。

 今後はバッテリーの警戒も強くなっていくだろうが、駆け引きを楽しんだらいい。「俺のことを気にしてくれる」と喜ぶべきだ。機動力があるから、打席でも四球を嫌ってストライクゾーンで勝負してくれる。走れば走るほど、相乗効果で、全ての成績の向上につながる。(スポーツ報知評論家・福本豊)

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