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【セントライト記念 今週のキーマン】久保田調教師「1週ごとにしっかり」オーソクレースが9か月ぶんの進化見せる

1週前追い切りで順調な動きを見せたオーソクレース
1週前追い切りで順調な動きを見せたオーソクレース

◆セントライト記念・G2(9月20日・芝2200メートル、中山競馬場)

 今週は18~20日の3日間開催。菊花賞トライアル(3着までに優先出走権)の第75回セントライト記念は20日、中山競馬場の芝2200メートルで行われる。昨年末のホープフルSで2着に入ったオーソクレースは、右後肢の骨折で春の皐月賞と日本ダービー出走がかなわず、約9か月ぶりの復帰戦。管理する久保田貴士調教師(53)=美浦=に、恩田諭記者が現状と展望を聞いた。

 ―1週前追い切りは美浦・Wコースをいっぱいに追って6ハロン82秒4―12秒0。3頭併せの真ん中でスタートしてオープン馬に併入、3歳馬には半馬身先着しました。

 「1週ごとにしっかりしてきています。1週前の動きとしては上々。さすがこのクラスの馬、という感じです。しっかりしてきています」

 ―春は右後肢の脛(けい)骨骨折でクラシック2戦を棒に振りました。昨年12月のホープフルS(2着)以来、約9か月ぶりのレースですが、成長は。

 「体だけでなく、気性的にも成長していると思います。でも、他の馬が鳴いたら気をとられて、気持ちが高ぶったりしていますね。前走は4コーナーの立ち上がりでアクシデントもあって、馬もびっくりしたところもありました。1、2戦目はゲートをもそもそ出て走っていましたが、だんだん学習しています」

 ―かつて管理した母のマリアライトはG1・2勝。母と比較していかがですか。

 「性別も違いますしね。ただオーソクレースの方がしっかりしている印象ですね。お母さんは年明けのデビューで、小柄なディープインパクト産駒でした。ただ、走りの才能や成長力というところでは似て欲しいですね。マリアは初子から走る子を出してくれてありがたいですね」

 ―久々のレースですが、ファンが期待しています。

 「前回は皐月賞を前にして、厩舎に上がってきたときにおかしくなった。無事に競馬に届けたい。これだけの馬ですから、しっかりした状況で出さないとファンにも失礼です。パフォーマンスを出せるように仕上げたいですね」

 ―皐月賞馬エフフォーリア、日本ダービー馬シャフリヤールなどとの戦いも期待されます。

 「(3歳馬の)勢力図がガラッと変わってきましたね。成長力ある馬たちが夏を越して、その馬たちとどの程度やれるか。そのあたりと競馬できるようにいけたらなと思います」

取材後記 久保田調教師は大学時代に馬術で名をはせた名手。東京五輪の総合馬術で4位入賞した戸本一真は明大馬術部の後輩にあたる。五輪本番を視聴し、録画して見返したりもしたといい、「ああやって名前が出て活躍しているのを見れば、先輩としても負けていられないですね」と刺激を受けた。

 自身も大学時代には五輪出場を夢にみた。その夢はかなわなかったが、競技後に「メダルまであと一歩だった」と悔しさをにじませた後輩を、「何よりも『悔しい』と思えるのがすごいこと。惜しいところまでいったということですから。僕らの時代は出ることが目標でしたから」とたたえる。今後目指すのはオーソクレースでの母子G1制覇。夢に終わらせるつもりはない。(恩田 諭)

 ◆久保田 貴士(くぼた・たかし)1967年9月17日、茨城県生まれ。53歳。明大時代は馬術部に所属し、87~89年の全日本学生馬術選手権で3連覇。父の敏夫氏が調教師だった影響で、92年から柴田欣厩舎で厩務員を務め、その後、高橋英、石毛、高橋祥厩舎での助手を経て02年に調教師試験に合格する。03年3月に開業し、JRA通算443勝(うち重賞7勝)。G1はマリアライトで15年エリザベス女王杯と16年宝塚記念を制している。

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