浜松開誠館・伊藤碧生 走り高跳びで38年ぶりの大会新・・・静岡県高校新人陸上

スポーツ報知
3回目の試技で2メートル7を跳ぶ浜松開誠館・伊藤

◆静岡県高校新人陸上西部地区大会 最終日(12日・小笠山総合運動公園ほか)

 西部地区の男子走り高跳びで、全国総体4位の伊藤碧生(浜松開誠館2年)が、大会記録を38年ぶりに更新する2メートル7の自己ベストで初優勝した。約1年間で記録を14センチ伸ばし、東海高校記録(2メートル20)保持者の小野晃司さんがマークした2メートル5を塗り替えた。

 確信があった。自己記録を1センチ上回る2メートル7を2度失敗した浜松開誠館・伊藤は「感覚をつかんだ。次は行ける」。186センチの長身はバーを越え、右手を何度も突き上げた。「陸上選手として『大会新』は1つの目標だった。本当にうれしいです」と初の「大会記録更新」をかみしめた。

 大器が目覚めた。丸塚中時代に全国大会出場経験はなく「記録は1メートル85くらいで、全然目立つ選手じゃなかった」。だが、入部した伊藤を目にした馬渕和哉コーチ(28)は「長身と、素晴らしいバネがある。『技術を身につければすごい選手になる』と思いました」と潜在能力に目をつけた。

 「高跳び自体を分かってなかった」入学時から半年で1メートル93まで記録を伸ばすと、踏みきり時の上げ手を片手から両手に変えた今季に開花した。3大会で自己記録を更新して臨んだ初の全国総体で、3位と同記録(試技数の差で4位)の2メートル6をマーク。「戦う場所も含め、何から何まで全てが変わった」と言えば、馬渕コーチも「今までの教え子で一番伸びている」とうなずく。

 25日に開幕する県新人では「2メートル10」を目標に掲げる。この日の挑戦では失敗するも「3回目(の試技)が惜しかった。意外と(成功が)見えて来ちゃった」と笑顔。馬渕コーチは「まだまだ彼はこんなものじゃない。ここから(2メートル)15、20を懸けて勝負する選手になる」と期待を込めた。(内田 拓希)

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