山田洋次監督、明日で90歳。超人的パワーで前進座の新作舞台手がける

スポーツ報知
山田洋次監督

 日本映画を代表する名匠、山田洋次監督(89)は13日で90歳を迎える。この日、東京・調布市グリーンホールで劇団前進座の新作「一万石の恋」(9月29日から大阪・国立文楽劇場、10月8日から東京・新国立劇場中劇場他)のイベントが開催。今作の脚本・監修を担当する山田監督も参加し、心境を語った。

 現在、映画では新作「キネマの神様」が公開中。制作意欲がまったく衰えることのない山田監督。90歳になることを聞かれると「いじわるな質問だな」と苦笑い。「90周年を迎える前進座が生まれた年に僕も生まれ、人生をスタートさせ、同じ時間を歩んできた。この劇団が映画制作していたときは大学生でエキストラとして参加したことも。この劇団は僕にとっていつまでも憧れであり続ける」と思い入れを語った。

 落語を題材にした「一万石の恋」は、2017年「裏長屋騒動記」以来、4年ぶり2度目の山田作品。「コロナ禍で演劇界は大ピンチだ。下手すると舞台の火が消えてしまいかねない。今作では人間のこっけいさを描くことで日々楽しくなるような喜劇の喜びを伝えたい」

 監督が落語に造詣が深いことはよく知られているが「突然、海に場面に変えることができたりする舞台は、実は映画より空間的な自由が大きい。(『男はつらいよ』シリーズの)寅さんも落語(の世界)だと思いながらつくり続けていましたから」と説明した。イベントには劇団メンバーの藤川矢之輔、河原崎國太郎、嵐芳三郎らも参加した。

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