箱根駅伝6連覇の中大OB碓井哲雄さん亡くなる 日本テレビ解説者としても活躍 79歳

スポーツ報知
5連覇のゴールを果たした当時の碓井哲雄さん

 1959~64年に箱根駅伝6連覇を果たした中大のエースとして活躍し、その後、箱根駅伝を生中継する日本テレビの解説者としておなじみだった碓井哲雄さんが11日朝、亡くなった。79歳だった。中大OBの関係者によると、4月に体調を崩し、入院していたという。

 中大杉並高(現中大付属高)を卒業後、東急を経て、中大に入学した碓井さんは箱根駅伝で活躍した。63年大会は10区区間3位で5連覇のゴールテープを切り、64年大会は2区区間3位で6連覇に貢献した。箱根駅伝史に残るV6を成し遂げた中大の強さについて、碓井さんは語ったことがある。「山上りの5区と山下りの6区以外の8区間は選ばれたメンバー8人がくじ引きで決めた。つまり、誰がどこを走っても勝つ、ということですよ」

 しかし、碓井さんが4年生となった65年大会では2位。碓井さんは2区で区間2位と好走したが、日大に7連覇を阻止された。

 箱根駅伝で勝ち続ける喜びと同時に勝ち続ける難しさも知っている碓井さんは、日本テレビの箱根駅伝中継の名物解説者として、若い選手を温かく、時には厳しく見守った。そして、箱根駅伝は決してゴールではないことを強調していた。1964年の東京五輪には中大で箱根駅伝を駆けた選手が5人も出場。「私は五輪出場に届かなかったが、仲間は五輪の舞台に立ってくれた。1920年、箱根駅伝は『世界で通用する選手を育成する』という理念を掲げて創設されました。いつの時代も学生ランナーは『箱根から世界へ』という気概を持ち続けてほしいですね」と話していた。

 ◆碓井 哲雄(うすい・てつお)1941年10月28日、東京・中央区生まれ。中学1年から陸上を始める。中大杉並高(現中大付属高)2年時に全国高校駅伝4区区間賞。60年、東急入社。61年に東急に所属しながら中大に入学。同年の日本選手権5000メートルと1万メートル2位。62年に東急を退社し、中大陸上部に入部。箱根駅伝は2年10区3位、3年2区3位、4年2区2位。65年に卒業後、名鉄で競技を続ける。28歳で現役引退。その後、ビジネスマンを経てホンダ監督と中大コーチを兼任した。

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