柔道女子70キロ級金メダル新井千鶴が引退発表…五輪後に決断「苦しいこと多かったが達成感味わえた」

スポーツ報知
新井千鶴

 東京五輪柔道女子70キロ級金メダルの新井千鶴(27)=三井住友海上=が10日、オンラインで記者会見を開き、現役引退を発表した。五輪後に決断し、この日に全日本柔道連盟に強化指定選手辞退届を提出。競技生活を「苦しいことも多かったが、その分、達成感を味わえた。五輪の舞台で戦えた一試合一試合がすごく印象深く、思い出に残っている」と振り返った。

 新井は埼玉・児玉高から実業団の強豪・三井住友海上へ進み、力強い内股を武器に活躍した。リオ五輪は田知本遥に最後の直接対決で敗れて出場を逃したが、17年から世界選手権を2連覇。その後は海外勢に正統派の柔道が研究され、苦しんだ時期もあったが、東京五輪は準決勝で16分41秒の死闘を制するなど金メダルを獲得。「どんなことがあっても目標を諦めず、信念をぶらさずに歩んでいく大切さを学んだ。無駄な経験というのは何一つないと実感できた」とかみしめた。

 今後は所属先で指導者の道に進む。「選手の立場に立って共に問題を乗り越えていける指導者を目指し、成長していきたい。これからも柔道を通して、恩返しができるよう歩んでいけたら」と決意を新たにした。

 ◆新井 千鶴(あらい・ちづる)1993年11月1日、埼玉県生まれ。27歳。埼玉・児玉高を卒業後、三井住友海上へ。2013、15年GS東京、18年GS大阪優勝。17年はGSパリ、グランプリ・デュッセルドルフ、全日本選抜体重別選手権で優勝。同年から世界選手権2連覇。得意技は内股。169センチ。

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