【ロッテ】佐々木朗希、田中将大と互角の投げ合い自己最多8回2安打158キロ!サヨナラ勝ち堅首呼んだ

9回2死、レアード(54)のサヨナラ本塁打に手を広げて喜ぶ佐々木朗希
9回2死、レアード(54)のサヨナラ本塁打に手を広げて喜ぶ佐々木朗希

◆パ・リーグ ロッテ3―2楽天(10日・ZOZOマリン)

 ロッテ・佐々木朗希が公式戦自己最速の158キロをマークして首位キープに貢献した。少年時代から憧れていた楽天・田中将と初の投げ合いで自身最長の8回を被安打2、9奪三振、2失点。チームは9回にレアードの22号ソロでサヨナラ勝ちした。自身に勝敗はつかず本拠地初勝利はお預けも、優勝争いへ欠かせない存在になった。

 興奮を隠しきれなかった。9回、勝負を決めるレアードのサヨナラ弾が左翼席へ飛び込むと、佐々木朗はバンザイしながら本塁付近にできた歓喜の輪に近づいて行った。「自分は何をしたらいいんだろうと、隣の人をマネしました」。初めて立ち会うサヨナラ劇で初々しさをのぞかせた。

 子どもの頃は楽天ファン。初めて買ったユニホームは背番号18の田中将のものだった。「小さい頃は憧れていたので、その思いもよぎりながら一生懸命投げました」。2回、鈴木大への初球は公式戦自己最速となる158キロを記録。「しっかり強いボールを投げられていたと思います」。12歳の誕生日を迎えた2013年11月3日には、日本シリーズ最終戦で田中将が最後を締めて巨人を破り、チームを日本一に導いた。「子どもの頃の自分に言っても信じないと思う。今、プロ野球選手でいることに感謝したい」。憧れの人との初対戦で互角に渡り合った。

佐々木朗(ロッテ)の今季投手成績
佐々木朗(ロッテ)の今季投手成績

 未知の領域に足を踏み入れた。4回まで一人の走者も許さない完全投球。これまで最長は6回だったが、続投を志願して7回もマウンドへ。「中継ぎがすごい頑張っているので、少しでも長い回を投げられるように。球数的にも余裕があったし、(登板)間隔も空けてもらっているので少しでもチームに貢献したい思いでした」

 7回先頭の島内から5者連続三振。中盤以降はフォークボール、スライダーを決め球にした。「相手にいろいろな選択肢を与えることで、うまく三振を取れると思います」。99球で自身最長の8回を投げて奪三振も最多の9個。2安打、2失点も無四球と制球のよさも光った。井口監督も「投げるたびに本当に良くなっている。頼もしく見ています」と目を細めた。

 チームは今季2度目のサヨナラ勝ちで首位をキープ。これまでの起用法であれば11日にも登録を抹消し、最低10日間は空けて先発となるが「いつでもいける準備をしないといけない」と間隔を詰めての登板も辞さない構え。悲願のリーグ優勝へ、令和の怪物の力は欠かせない。(秋本 正己)

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佐々木朗(ロッテ)の今季投手成績
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