【巨人】初5連敗3位転落…後半戦最大虎に3差、原監督「しっかり受け止めて明日また」

スポーツ報知
中日に大差で敗れたベンチの巨人ナイン

◆JERAセ・リーグ 巨人1―10中日(10日・東京ドーム)

 巨人は10失点で中日に大敗し、2分けを挟んで今季初の5連敗を喫した。先発の高橋が京田に“プレーボール弾”を浴びるなど、3被弾で5回途中5失点KO。打線は4回の岡本和の36号ソロだけに終わった。試合のなかったヤクルトを勝率で下回り、6月24日以来の3位に転落。勝った首位・阪神とのゲーム差は後半戦最大の3に広がった。

 15日ぶりに本拠に戻っても、状況は好転させられなかった。中日に完敗し今季初の5連敗。3分けを含めて8試合勝ちがない現状に、原監督は「勝負の世界、色んなことが起こり得るんでね。そこはしっかりと受け止めて、明日からまたっていうところだね」と表情を崩さなかった。首位・阪神とは後半戦最大の3差。ヤクルトとはゲーム差がなくなり、勝率で6月24日以来となる3位に転落した。

 ハーラートップタイの10勝、中日戦でも3戦3勝、防御率0・45と絶好の相性を誇る高橋の乱調が誤算だった。初回先頭、京田に初球を右中間席へ運ばれた。9日のDeNA戦(横浜)で最終回に3点差を追いついた勢いをつなげたかったが、開始5秒でつまずいた。ため息から始まる試合は、今はより重くなる。2回も2失点。何より痛恨だったのは、岡本和のソロ弾で2点差に迫った直後の5回だった。1死から投手の大野雄に中前安打を許し、続く京田に再び一発を浴びた。4回1/3を5失点で4敗目。チームの勢いを断つ失点を重ねただけに「昨日つくったいい流れを、自分の投球で悪い流れにしてしまい申し訳ないです」と猛省した。

 チーム状態が悪い時こそ、やるべきことをきっちりやらないと白星は近づいてこない。投手陣では宮本投手チーフコーチが指針を示す。「先発投手は先制点をあげない。無駄な四球を出さない。投手には安打を打たれない」。いずれも投手の鉄則と言えること。中日にとって2ケタ得点は今季初。先発だけでなく投手陣全体で、それを許した“屈辱”を忘れてはいけない。

 打線も、それぞれが打席に意味を持たせ続けることが鍵になる。元木ヘッドコーチは言う。「泥臭いかもしれないけど、(広岡)大志が一生懸命、内野安打を奪った。ああいうのが出てきたらつながりが出てくる」。7回2死一塁で、広岡が三塁へたたきつけた打球で全力疾走して安打を勝ち取った。9回にも中島が粘り、12球目に左前安打を放った。何とかしようとする姿勢を前面に出したプレーに、勝ち運も宿るはずだ。

 この日は陽岱鋼を今季初めてスタメン起用した。元木ヘッドは「起爆剤っていう選手がほしい」と理由を説明。この閉塞(へいそく)感を打ち破り、ヒーローになるチャンスは誰にでもある。新外国人のハイネマンが11日に1軍へ合流する。登録するかは状態次第だが、いきなり巨人デビューを飾る可能性もある。チーム状態が底であることは否めないが、苦しみ抜いてつかんだ1勝から光が差すと信じている。(西村 茂展)

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