バレーボールV1・PFUブルーキャッツが新入団会見 鍋谷友理枝「移籍は難しい決断でした」

スポーツ報知
今季への意気込みを語った(左から)渡辺、鍋谷、田原、坂本監督

 バレーボールV1リーグのPFUブルーキャッツは10日、石川県かほく市のEプラザいしかわで入団記者会見を行った。元日本代表でアウトサイドヒッターの鍋谷友理枝(27)が出席。9年間、デンソーエアリービーズでプレーし、攻守の要として大活躍。16年のリオ五輪や19年のワールドカップに出場するなど、国内外で経験を積んできた。新天地での再出発に向け、率直な気持ちを聞いた。

 ―PFUに加入が決まりました。

 10年目のシーズンを、こちらのチームでお世話になることになりました。移籍は難しい決断でしたが、温かく迎え入れてもらえて感謝しています。このチームで日本一という目標を叶えるために、精一杯頑張っていきたいです。

 ―PFUのユニフォームを着てみて。

 好きなピンク色のユニフォームを着られることが嬉しい。改めてこのチームに来たんだなと実感が湧きました。みんなとコミュニケーションを取っていきながら、自分の良さ、仲間の良さを出せていけたらと思います。

 ―石川県の印象は。

 湿気がすごくて、洗濯物が乾かないなと言う印象です。食べ物ではお寿司もご飯もおいしいので、いっぱい食べて、大きくなりたいなと思います(笑い)。

 ―チームに合流してみて。

 PFUは外から見ていて、すごく雰囲気が良く、勢いがあって、相手として戦っていた時は、すごく嫌だなと思っていました。でも、一緒にプレーしてみると、すごく楽しんでプレーし、ミスを恐れずにいろんなプレーに挑戦している。今まで自分が体験したことがなく、すごく新鮮な気持ちでバレーボールに取り組んでいます。

 ―天皇杯や入れ替え戦など、PFUとは激戦を繰り広げてきた。

 いっぱい対戦してきたチームなので、最初はまさかここに来るとは、という思いもありましたが、ここに来てみて、自分の決断は間違いではなかったと今、感じている。たくさん戦ったのも何かの縁なのかなと思っています。

 ―PFUでの役割は。

 サーブレシーブで期待されていることが多いので、頑張りたい。速い攻撃が自分のウリだと思うので、そこを生かしながら、チームを支える役割を果たしていけたらいいと思っています。

 ―昨季のリーグ戦での課題は。

 昨年のシーズンは、いろんな意味でバレーの難しさ、厳しさを実感したシーズンでした。出場できないこともあり、なかなか自分の力を発揮する場面も少なかった。短い出場機会の中で結果を出すことが難しいなと感じたシーズンでした。守備でもスパイクでも、どんな状況でも結果を残すというのが大事だなと感じました。

 ―昨オフに移籍を決意した。

 言えることは、残り少ないバレー人生を考え、自分がどうしていきたいかと考えた時に、本当に自分が必要としてくれるチームで、やりきりたいなと思って、移籍を決断させていただきました。移籍が公示されてから声をかけていただき、本当にすごく気持ちが伝わってきましたし、自分もここで頑張りたいと思って決めさせていただきました。

 ―PFUでどんなプレーをしたい。

 今までは、すごく結果を意識しすぎて、しんどかった。勝ち負けではなくて、バレーボールを楽しみながら、まわりには楽しんでもらい、コツコツと勝利するために頑張っていくことを、もう一度やってみたい。もう一度、心からバレーボールを楽しみたいし、その中でもっと成長したいと考えて来ました。

 ―19年の練習中、右目にボールが当たって「網膜震とう症」と診断を受けた。故障防止のため、今季もゴーグルを装着する?

 はい。外してプレーして、同じような状況になると、またプレーが出来なくなるので。予防するという意味で、今年も着けさせてもらいます。私、ちょっと他の人より当たることが多いみたいで…。

 ―視野は狭くならない?

 最初、違和感はありましたが、(スポーツアイウェアブランドの)スワンズさんが、視野を広くするモデルを作ってくれました。あまりプレーの妨げにならず、今は全く問題なくやっています。石川県は多少、湿気が多いので、日によっては曇りやすい日はありますが、メーカーの曇り止めをつけています。

 ―特注品?

 顔の形にあわせてもらったものを使っています。実際にメーカーでも、そのモデルを販売し始めたので、ぜひ、手にとってもらえれば(笑い)。スペアは2、3個あります。

 ―ゴーグル姿の反響は?

 やっぱり、ゴーグルしてプレーしている選手が一人もいないので、そういった意味では、覚えてもらいやすいのかな。すぐに「あっ、鍋谷だ」となるので、親しんでいただけるのかなと。

 ―新型コロナウイルスの影響で昨季は無観客試合も。

 みなさんの声を聞いた方が頑張れるタイプなので、無観客試合も経験して、改めて自分は本当に皆さんに助けられていたんだなと感じました。今年はどうなるかわかりませんが、みなさんに早くお会いして、プレーを見て欲しい。声は出せないですが、みなさんが来てくださるだけで嬉しい。早く開幕して欲しいと、ワクワクしています。

 ―代表経験をどう生かす。

 PFUは勝つために「こうしたらもっと良くなるよね」とか、成長への意識、貪欲さはすごくあって、むしろ自分が見習いたいくらい。特に自分が伝えることはなく、逆に勉強させてもらっていると感じています。

 ―24年のパリ五輪への思いは。

 バレーボールをやっている以上、そこが目標であり、憧れでもある。3年後はどうなるかわかりませんが、バレーボーラーとして自分の成長を止めないことが、3年後につながっていくと思う。1人の選手の目標として、成長を続けていけたらなと思っています。まずは新しいチームに早く溶け込んで、勝つことが今の私の目標です。

 ―10月16日のリーグ初戦は、西尾市総合体育館で古巣のデンソーエアリービーズと対戦。

 9年間も在籍していたので、西尾の体育館でPFUのユニフォームを着てプレーするのは不思議な気分ですが、逆にここまで成長しました、ここで頑張っていますというのを、西尾の皆さんに見ていただける機会になると思います。スタートという意味では、10年目の1試合目として頑張れたらなと思います。

 ―デンソーエアリービーズへの思いは。

 デンソーではセッターも経験させてもらった。9年間、人としていろんな経験をさせてもらい、オリンピックにも出させていただいた。入れ替え戦や降格など、難しいシーズンもありましたが、難しいことがあったからこそ成長できた。支えてくれた会社や皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 岡山シーガルズから移籍したアウトサイドヒッター、渡辺真恵(23)「新しい環境で新たにバレーが出来ることを感謝しています。レベルアップした姿を見せたい。特別に身長が高いわけではないですが、その分、スピードで勝負することを心がけている。守備でも貢献したいです」

 デンソーエアリービーズから移籍したセッター、田原愛里(25)「目標はプレーして楽しく、見ていて楽しいバレー。日本一、魅力的なチームになって、トップを取りたい。明るい性格を武器に頑張っていきたい」

 坂本将康監督「3人にはブルーキャッツを選んでくれてありがとうと言いたい。いろんな決断、判断があったと思うが、引退した時に英断だったと思ってもらえるようにサポートしていきたい」

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請