元祖UWF生え抜きの中野巽耀がLIDET UWFに参戦…金曜8時のプロレスコラム

LIDET UWFの会見に登場した中野巽耀
LIDET UWFの会見に登場した中野巽耀

 UWFインターナショナルの最終興行「UWF FINAL」(96年12月27日・後楽園ホール)のDVD(クエスト)が8月に発売された時に、UWF12年の歴史がこの大会で終わったと紹介したが、10月9日に「LIDET UWF Ver.1」が東京・新宿FACEで開催される。その全対戦カード発表記者会見が9日、YouTubeチャンネルで生配信された。

 「LIDET UWF」は団体ではなく、プロレス団体「GLEAT(グレイト)」を主催するリデットエンターテインメンの大会名、いわばブランドだ。キック、関節技を主体とした格闘技系のUWFスタイルで、元UWFの田村潔司(51)=U―FILE CAMP=がエグゼクティブディレクター、元藤原組の田中稔(48)がUWFルール・テクニカル・オフィサーを務める。6月9日に新宿FACEで「LIDET UWF Ver.0」を開催しており、前回がプレ旗揚げ戦、今回が本格旗揚げ戦という位置づけか。

 「Ver.0」は、佐藤光留(41)=パンクラスMISSION=が率いる「ハードヒット」と全面対抗戦になった。佐藤は「ハードヒット」でUWFスタイルを2011年から10年にわたって展開。GLEATがUWFを名乗ることに待ったをかけ、対抗戦ではハードヒットが3勝1敗1分けの結果となった。

 今回の「Ver.1」は以下の6試合。

・福田茉耶VS宮城倫子

・藤原ライオンVS関根”シュレック”秀樹

・松井大二郎VS井土徹也

・カズ・ハヤシVS中野巽耀

・田中稔、伊藤貴則組VS佐藤光留、ロッキー川村2組

・飯塚優VSVS橋本大地

 田中と佐藤がダブルバウトで直接対決。何よりも驚かされたは、田村よりも先輩になる元UWFの中野巽耀(たつあき、56)の初参戦だ。第1次UWFが旗揚げされた84年に入門し、カール・ゴッチ道場で修行。第2次UWF、UWFインターまで、U戦士を貫いた。

 会見ではUインターでリングアナを務めた吉水孝宏(声優)の紹介で登壇した。サングラスにマスク姿だったが、イノシシのような風貌と凄みは変わらない。マイクを差し出されたが、左手で払いのけた。カメラマンの要望にこたえ、マスクを外してファイティングポーズを取った。

 対戦相手は元WRESTLE-1社長のカズ・ハヤシ(48)。前回は佐藤光留にわずか42秒、フロントチョークで敗れている。会見には姿を見せず、コメントが紹介された。「自分の中でプロレスラーとして強さを求め続けたいと思います。そして今回UWFに在籍していました中野さんと試合をできることに興奮しております。こう丁寧に話していますが、勝負ですから、カズ・ハヤシのLIDET UWFの初勝利の相手になってもらいます」。中野は表情を変えず仁王立ちして聞いていた。昭和の漢(おとこ)だ。

 会見では佐藤が「UWFというのは型じゃないんです。考え方なんです。生き方なんです。今、現在LIDETに携わる人でそれを持ってるのは一番上の田村潔だけだと思うんです」と話したが、56歳の中野はどんな試合を見せるだろうか。

 「0」を終えた時に田村は「僕の諸先輩方に今回の試合を見てもらったとしたら、もうボコボコでしょうね。技量もないし、お客さんに見せられる試合でもない」とぶった切ったが、中野がLIDET UWFをどう見るかも気になる。(酒井 隆之)

LIDET UWFの会見に登場した中野巽耀
LIDET UWFの会見に登場した中野巽耀
すべての写真を見る 2枚

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

格闘技

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請