来週のセントライト記念(9月20日、中山)に出走予定のソーヴァリアント(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎、父オルフェーヴル)が9日、同じくヴェイルネビュラ(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎、父ロードカナロア)と、茨城・美浦トレーニングセンターのWコースで1週前追い切りを併せ馬で行った。戸崎圭太騎手が騎乗し、ヴェイルネビュラを3馬身半ほど先行させる形でスタート。4コーナーでは内に潜り込むと最後の直線では力強い脚さばきで抜け出し、1馬身先着を果たした。
大竹調教師は「長めから戸崎騎手が騎乗して、速く感じさせないけどイメージ通りの動き」と納得の表情を浮かべた。札幌で連勝した前2走はスタートも決まり、好位から抜け出すまさに横綱相撲を披露。「変わったというよりちゃんと力を出せるようになった。もう一段階テンションが落ち着いてくれるといいけど、キャンターに下ろすと大丈夫。ここでやれれば楽しみが広がる」とトレーナー。母は08年桜花賞3着馬ソーマジックで、半姉はマジックキャッスル。デビューから見せてきた荒削りな部分が消え、優等生となった期待の良血がここでも結果を残せるか。