神経系疾患と重度の発声障害のため、芸能活動の無期限休止を発表した歌手のGACKTが8日、公式ファンクラブに「みんな心配かけた」とメッセージを寄せた。
電撃発表から多くの心配の声が届き、GACKTは「たくさんのメッセージありがとう。大丈夫、まだ生きてた。アハハハ」と気丈に振る舞うコメント。日本での撮影のため8月初旬に帰国し、意識がなかった時もあったようだが、「何年かに一度、起きてるやつ。まあ、慣れてるっちゃ慣れてる。ここ最近は起きてなかったから、調子良くなったのかなって思ってたんだけど」と明かした。
現在容体は安定しているが、「原因はわからないけど上手に声が出せません。10年前からは持病を治すため海外に環境を整え、療養などを行いながらここまで来たんだけど、今回のことが原因なのか、過去の積み重ねてきたものが原因なのか、神経系疾患が関係しているのか、突発性の発声障害のような状態になってます。簡単に言うと、声がうまく出せず話すことが困難な状況」と明かした。
二階堂ふみとのダブル主演映画「翔んで埼玉2」(来年公開予定)の撮影が自身の回復まで延期となるなど、休止には精神的につらいものがあるようで、「『ここに来てこれか・・・』と、正直、数日は落ち込んだけども、これは何かを変えるきっかけを与えられたんじゃないのか、『自分なら、GACKTなら必ず乗り越えられる壁だろ!』と、今はそう信じてます 悔しいけど、すべての活動は休止させ、治療に専念します。」とつづった。
活動休止期間については本人も分からないようだが、「とにかく早くに戻って来れるようやれることを全力でやります。乗り越えられない壁はない。ボクも必ず乗り越える。みんなもそれぞれに抱えた問題から逃げず、必ず乗り越えられると信じ、一緒に前に進もうぜ!」とファンを鼓舞した。
最後には「みんなを心配させてしまったこと、本当にごめんな。必ず帰ってくる。もっと強くなって。もっとすごいGACKTになって。みんなとした約束、アルバムもツアーも必ず届けるから。約束はどんなことがあっても必ず果たします。待っててください」と締めくくった。
事務所によると、GACKTは仕事のため滞在していた地中海のキプロス島から8月6日に帰国。その後、体調不良を訴え、容体が急変。幼少からの神経系疾患がきっかけとなり、一時は命にも関わる状態に陥ったという。現在、容体は安定しているが、重度の発声障害を併発。無期限活動休止を決断した。