東京五輪パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が6日、メインプレスセンターで会見。7月21日に福島でソフトボールで開幕して以降、約1か月半行われた、五輪、パラリンピックを総括。新型コロナ対策により、無観客での開催や100万件を超える検査を実施したことを振り返り「関係する関係者や国民の皆さんの理解、協力もあり、安全最優先の運営ができた」と語った。
パラリンピック閉幕時の世論調査では約7割の人が大会開催を評価していたことにも触れ「開催を通じて無形の価値が伝わり、開催意義を多くの方に肯定いただいたら幸い」とし、大会自体が成功だったかという質問に対しては「1年延期というかつてない大会を運営するにあたって、一定のバーは越えられたが、(無観客など)完全な形で開催できなかったことは100%成功とはいえない。ただ、成功だったかそうでないかというのは歴史が証明してくれる。あの時あのとき大会をやってよかったと言ってもらえるよう、レガシーをどう移行していくかが課題になる」と述べた。