【ロッテ】侍ジャパン0人でも9月以降51年ぶり単独首位の原動力は…担当記者が見た

無失点で抑え笑顔でハイタッチする益田直也(中央)
無失点で抑え笑顔でハイタッチする益田直也(中央)

◆パ・リーグ ロッテ2―1日本ハム(5日・ZOZOマリン)

 接戦を制したナインは、そろって笑顔でグータッチを交わした。ロッテが日本ハムを破り今季初の単独首位に浮上。9月以降の単独首位は73~82年の前後期制を除き、70年以来51年ぶりとなった。井口監督は「ロメロがしっかりゲームを作ってくれた。ここが一番ですね」と新助っ人の力投を勝因に挙げた。

 的確な補強の成果が表れた。6月に加入した左腕ロメロは7回1失点9奪三振で移籍後初勝利。1点リードの8回を抑えたのは、6月にDeNAからトレードで加入し、セットアッパーを射止めた国吉だった。抑えの益田とともに気合の3連投。「彼らに本当に感謝しないといけない」と指揮官は頭を下げた。投手陣を最後までリードしたのも中日からトレードで加入した加藤。現場の意向とフロントの迅速な動きがチーム力として形になっている。

 混パの首位に浮上したロッテだが、東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンメンバーは12球団唯一の0人。途中入団の選手だけでなく、中長期的な視野で獲得した“ドラ1軍団”の成長も強さにつながっている。今季は18年1位の藤原がレギュラーに定着。09年ドラ1の荻野と1、2番を形成している。後半戦は17年1位の安田も好状態をキープ。14年ドラ1の中村奨は主将となり、18年から全試合出場中。投手では16年1位の佐々木千が勝ちパターンの一角を担ってチームトップタイ8勝と、それぞれが球団の顔となりつつある。

 「みんなで束になって一試合一試合戦うのが今年の目標。最後までこれを継続できればいい結果に終わる」と井口監督。スーパースターはいないが、全員野球でつかんだ首位。久しぶりに晴れたマリンの夜空は一丸のロッテを祝福しているようだった。(小田原 実穂)

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