錦織圭、ジョコビッチに17連敗も杉山愛さん「スコア以上に惜しかった」

スポーツ報知
錦織圭(ロイター)

◆テニス 全米オープン 第6日(4日、ニューヨーク・ナショナル・テニスセンター)

 男子シングルス3回戦で、錦織圭(31)=日清食品=は第1シードのノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=に屈した。自らの持ち味を封印し、我慢のテニスで第1セットこそ先取したものの、徐々に失速し、対戦成績はワーストタイの17連敗。スポーツ報知評論家の杉山愛氏が戦いを分析した。女子シングルスでは第1シードのアシュリー・バーティ(25)=オーストラリア=が敗れる波乱があった。

 錦織が対ジョコ仕様の戦いで分厚い壁に風穴を開けた。第1セット第2ゲームの2ポイント目。「ラリーをじっくりする」との戦術通り、攻めに転じずコート中央深くに返球を続け、27回ラリーを続けた末にポイントを取った。

 杉山氏「守りが得意な選手はサイドを狙うとより角度をつけて切り返される。しかも、ジョコビッチ選手は左右に走るほどエンジンがかかる。効果的に真ん中を使い、相手の角度を消していました」

 持ち味の早い展開でコート内に入り攻めるプレーを封じ、モヤモヤを抱えながら我慢比べに徹した。その結果、第3ゲームでブレイクし、18年ウィンブルドン以来のセット奪取に成功した。

 杉山氏「多彩で引き出しがあるからできること。自分の感覚だけでは先がない。データなど客観的な視点を取り入れたチームとしての戦略が生きた」

 ただ、第2セットはミスが増え、7度のブレイクチャンスを逃して落とした。傾いた流れは止められず、錦織には「(16年)イタリア国際、マドリードOPくらい惜しい試合」と手応えはある一方、「力の差を見せられた」のも事実だった。

 杉山氏「スコア以上に惜しかったと思います。進化もあり、ランクは50位台ですが、まだまだ上のレベルでやれると信じられる試合。対ジョコビッチに限らず、テニスが戻れば結果はついてきます」

 連敗は17に伸びたが「ビックリするほど試合を覚えていない」というほど出し切った。「次やる時は怖さが減るかな」との思いを胸にニューヨークから去った。

WOWOWでは全米オープンテニスを連日独占生中継!WOWOWオンデマンドの無料トライアルも実施中!詳しくはこちら

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×